Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Smoothie2に関する解説の要点:

英語に堪能な向きは、上記のC2解説原文を読んだ方が正確ではあるが、英語を読むのは面倒という向きは、以下の解説要約版を参考にされたい。

  1. 旧型Smoothieブレードはドライブ中、水中におけるブレードの動き(翼理論での揚力改善)を勘案して1997年に開発された。併せて、①キャッチ時に素早くスムーズにブレードが水中にエントリーされること、②素早くエントリーされるとブレードが過度に水中に没しないこと(ブレードが潜り過ぎないこと)という効果も狙った。
  2. 一方、コーチや漕手の中にはドライブ中にブレードをより深く入れることを好む向きもおり、ブレードを深く入れることが出来ない旧型Smoothieは評価されなかった。そういう向きはBig Bladeの方が好まれ、Smoothieは使われなかった。
  3. 上記の旧型Smoothieの問題点を改善する目的で開発されたのが新しいSmoothie2で2006年年末から販売された。
  4. Smoothie2の改善点は以下の点:①ラフコン対策:ブレード取り付け部を流線型とし、リカバリー時に水面を叩いたり、逆風に煽られた際の操作性を改善した。②ブレード深さのコントロール性を改善:ドライブ中に深いブレードを可能とする為、ブレード曲面の形状を改良した(ブレード上端の折れ曲がり部を弱めた)③ブレード下端形状を改善し、よりスムーズにエントリーできる様にした。
  5. 今回の改善により、Smoothie2を使うことでSmoothieより艇速が改善出来ることを実試験で確認。
  6. C2では新型Smoothie2ブレードを積極的に売り込んでゆくが、旧型Smoothieを使っているクラブのスペア用としてリクエストがある場合は、旧型Smoothieも継続して製造・販売する。

1月からおやじのLBRCエイトクルーもこのSmoothie2を使っているが、上記の改善を実際に体感しており、非常に調子が良い。後はその性能を実際のレースで発揮するのみである。
以上