Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

24km耐久レース:優勝

oyajisculler2006-12-30

本日は24km耐久レース。8時半過ぎに戸田に到着すると西北西の風が吹き、ポンドは波立っていた。よく晴れているが気温は5度以下と寒い。文句を言う当ても無く、とにかく漕ぐしかない。M治大艇庫前にいるJ2のT塚氏のところでエントリー手続き。漕ぎ出す準備をした。風が強く、波もあるのでW.UPをしても意味が無い、9時半前に準備をして漕ぎ出す。岸にいるT塚氏に声をかけてスタート。
漕ぎ出すと逆風の上にリガーに当たった波の飛沫が手元に当たって、凍えて手の感覚が殆ど無い。ゴール付近は風下で波立っており、これは大変なコンディションだなと思いながら漕ぎ進む。復路は順風。折り返すと、もろ順の風で暖かい。凍えていた手が温まって漸くまともに漕げる状態になってきた。
1周終えた最初の折り返し後、早々に大きな波を食らった。白波がリガーに当たって、ガンネル越しに水が入ってきた。スタート直後よりやや風が強まったような気がする。1300m地点から2100m地点まではラフコンゾーンの様だ。2周目途中の600m地点折り返しで船底に入った水をスポンジで排水する。同時にポカリスエットで水分補給し、残りの距離に備えた。
ハーフの4周を終えた10時半頃が風・波共に一番強かった様だ。1500m地点からゴールの間で時折白波が立つのが見えた。それでもナンバープレートを付けた出漕者の皆さんが頑張って漕いでいるのが頼もしい。正直なところ、一人きりだったらこのコンディションでは漕ぎきれない。
目標タイムは無風のコンディションなら24kmを2時間で漕破したいところ。しかし今日は酷いラフコンで、折り返しで船底の水をスポンジで排水したり、水分補給したり、正に耐久レースの様相。まあ周囲に遅れを取っている訳ではないので淡々と漕ぎ進める。ハーフの4周を終えたところでMY生命のM谷氏が漕ぎ始めるのが見えた。周回レースの良いところは、折り返し後にすれ違う地点をチェックすることで、対戦相手との位置関係が把握出来ること。艇差を詰められているのか、引き離しているかがハッキリ分かる。M谷氏が漕ぎ始めた最初の1周目は若干詰められたのが分かった。年齢HCP差は2分半なので、このまま詰められると負けてしまう可能性あり。ありゃりゃ、これは拙いと気付き、残り3周のところで頑張り始める。前半はサバイバルローイングの様相で余り強く漕いでいなかったこともあり、余力が残っていた。頑張って漕ぎ始めると詰められた艇差が、逆に徐々に引き離してゆくのが見えた。「ヨーっし!この調子」と頑張るおやじ。残り2周の辺りでやや風が治まり波も穏やかに成り始める。ラスト1周では白波も消え、普通のコンディションに近くなって来た。最後は余力を残しても意味がないので確り漕いだ。T塚氏の見守る中でゴールイン!漸く24kmを漕ぎ終えた。タイムは2時間11分半、ハッキリ言って予定より大分遅い!でも白波が立つような中でのレースであり止む無しか?(結局、このレースには当日エントリーも含めて10名がエントリー。内1名棄権。また1名は漕ぎ出したものの1周目の折り返しで突風を食らい沈。漕ぎきったのは8名だった)
ゴール後、びしょ濡れの状態ではあったが、レース中の「いでたち」のままで写真を一枚撮った。右上の写真がこれ。年末の忘年会で腹が出っ張ったのか、右手の親指が腹に擦れて皮が剥け、右の腹に血糊が付いてしまった。見た目ほど酷い状況ではないが、耐久レースの厳しさを示す一コマでもある。
全員漕ぎ終えた後、国谷で表彰式兼懇親会を行った。タイムを集計した結果、おやじ本人が優勝したことを確認。これで漸く気分良く年を越せられることになった。優勝賞品としてTシャツや帽子の他、スカルオール用スリーブやリギング作業用のスティックを頂いた。来年もこれを使って、益々精進したい。
年は良い年だった。来年は更に良い年になる様に、更に頑張ろう。

PS:
レース結果は以下の通り: