Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

T大のエルゴ計測会の結果について:

昨日、T大で2月度のエルゴ2000m漕が実施された。先々週、おやじが講師でエルゴ講習会エルゴメーター講習会の内容(予定) - おやじスカラー戸田便りを開催した後なので、講習の成果が出たかどうか気になっていた。全部で35名が漕ぎ、内25名(約7割)がベスト記録を更新できた。この中で1月のエルゴ大会にも出漕したものが26名、この内、22名(85%)が前回記録を上回った。(26名の単純平均で約4秒改善、改善した者だけの平均で約6秒改善。)実は、もっと改善すると期待していたが、それなりの結果だった模様。まあ、講習会の後の1発目だし、よしとするか。。。。
今日は、各人が提出した自己申告兼記録用紙を見せて貰った。内容を見ると自己申告ペース配分の考え方が、人によってマチマチだった。全員をチェックした訳ではないが、自己申告記録を達成した者がいなかった様に見えた。自己申告は拠り所の無い無邪気(無謀)な挑戦目標ではなく、500m*6発の平均やロング漕の結果から裏付けされ、自分自身が達成しうると確信した値でなければならない。これを達成出来なかった者は「自分に負けた」或いは「自分自身の力量を把握していない」ということである。即ち、今回は全員が自分に負けた、或いは自分自身を知らなかったということになる。
おやじの説明が足りなかったのかどうか分からぬが、現時点では到底手の届かない、達成できなくても止むを得ない様な「身の程知らず」の挑戦目標を立てて、計測に臨んだ選手が幾つか見られた。(サラリーマンが上司から与えられた到底達成出来ない挑戦目標的な、何か無責任な目標設定をしている様に見えた。)次回は、絶対に達成する・達成しなければならない値を自己申告して、自分自身に打ち勝って欲しい。自己申告を達成するという事が如何に爽快であるかを知って欲しい。
尚、計測時に不調であると自覚がある場合は、勇気を持って(潔く)不調なりに最大限のアウトプットを出し得る自己申告をするのもトップレベルのスポーツマンには必要なこと。(毎回ベストが出る訳ではない。)スポーツマンとして、この類の話は常識であるが、我が後輩諸君はスポーツ経験が浅く、こういう発想に至る域には達していない模様。(おやじとボートの玄人雑談が出来るところまで早く来て欲しい。)
エルゴの記録は、レベルが上がってくると一気にジャンプするような改善は望めず、一段一段、段階を踏んで改善するものである。コツコツと改善し続ければ、数ヶ月後に振り返ると物凄い改善が出来たということになる。
以上