Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

H大は昔懐かしいH大伝統漕法に戻った;

朝食を摂った後、乗艇練習まで若干時間があったので、戸田コースで乗艇するクルーを観察してみた。T大対校戦のライバル校H大の赤いブレードのクルーが沢山出艇していた。特に目立ったのはH大女子スカラー軍団。4X+に加えて1Xが4〜5艇程出艇していた。今年は女子部員が多いようだ。それとH大対校エイトと思しきクルーがパドルの練習をしていた。ここ4年程はW大出身のN畑コーチが指導していたのでオーソドックスな漕法だった。しかし今年は久々にH大OBがコーチに返り咲き、昔懐かしいH大漕法に戻っていた。H大の伝統漕法とは、おやじが勝手に命名したもの。搔い摘んで言うと、ブレードを浅めにして水を引っかき回す様にして、思いいきり体を飛ばそうという、バックスピード重視の漕法。(H大関係諸氏、ご容赦!)ブレードだけ見ていると、ローイングの基本とはかけ離れた漕ぎだが、全体としては軽快なリズムで漕げるので、漕手は気分よく漕いでいるのかも知れない。結構、力強く漕いでいた。

LBRCエイトの乗艇;

さて、午前のメインイベントであるLBRCエイトの乗艇練習。今日は久々に正規メンバーが全員集まる予定になっていた。正規メンバーで、最近やられまくっているJrエイトに一矢報いようという狙い。ところがB-side1名が突然の休日出勤で不参加。クルー取りまとめ役が何とか代漕(20代後半)を手配してくれた。さあ、出艇という段になって、別のB-sideの1名が来ない。電話を掛けると、寝坊とのこと。今から来て貰っても間に合わぬので、偶々艇庫に居合わせた去年まで対校エイトを漕いでいた5年生に頼み、代漕してもらうことになった。代漕ながら、漕力的にはかなりの補強。これはひょっとしてJrに勝てるかな?と思いながら荒川へ。
今日はJrの方もフル合宿最後の乗艇ということで、かなり盛りだくさん。全部合計するとパドルで1000本近いメニュー。中年OBにはtoo much? (*)付きは並漕で実施。:

  1. W.Up
  2. SR22 12分漕 (*)
  3. パドル30本*3 (SR32, 34, 36) (*)
  4. 静止スタート練習
  5. 2000mレースシミュレーション(コンスタントSR32〜34) (*)
  6. 1000m * 2 (SR34) (*)
  7. 500m *2 (SR34) (*)
  8. 静止スタート5-10-20 * 3 (*)

最初の並漕であるSR22の12分漕では1Lのハンデを貰ってスタート。序盤で頑張ろうということで頑張ったところ、あれよと言う間に水を大きく開け、差がドンドン開く一方。OBの強さを見せつけることだ出来た。おーヨシヨシ!続く、パドルの短漕でもこちらの艇速が若干優位。特に後半でこちらの方が艇速が伸びた様だった。気を良くした2000mでも、(1Lのハンデを貰って)静止スタートで頑張ったところ、いつもは1Qで追いつかれるところが徐々に差を広げた。1000mでは3L近い差となり勝利は確実に。後半は独漕気味になり苦しかったが差を広げて勝ち。ここまでは連戦連勝。偶にはこういう日もあって良い。通常はメインの2000mを終えると、後は軽めのLPで帰路に就くところだが、前述の如く、今日はその後もタップリのメニューが控えていた。1本目の1000mでは序盤で1L程度差をつけて出たが、途中でバタバタになり自滅。今日初めての負け。2本目は若干1/3艇身程負けたような気がするが、ほぼ互角。その後500m*2を実施したが、その頃はこちらはエネルギー切れでへろへろの状態。2本とも取られた。最後の静止スタートでは、1本目はこちらが軽く勝った。どうやらJr.クルーは静止スタートに苦手意識を持っている模様。OBクルーとしてはJrに勝つことが目的ではないので、教育的指導で「こっちが速い訳ではない。お前らが遅いだけだ。静止スタートはミスしても良いので、100%の力で思い切り押すんだ」と喝を入れた。そう言ったところ、2本目はJrのスタートが一気に速くなり負け。3本目はこちらも頑張ったが若干負けた。これでJrも静止スタートについて少しは理解できた模様。来週のお花見レガッタでは頑張ってほしい。
それにしても疲れた。

午後はマスターズエイト、標準リギング講習会;

5月末に実施される第1回全日本マスターズレガッタ。メイン種目のエイトについては、レースで使用するエイト艇を戸田から運搬して配艇することになっている。エイトのレース数が多いので、配艇時にリギング調整をする時間は殆ど取れず、ストレッチャーの前後位置調整のみに限定されることになる。そこで予めリギングの標準値を示し、予め、各艇のリギングを、標準値(ある程度の許容レンジ内)に調整して頂こうといのが、この講習会の主旨。今回は戸田から輸送する12艇の所有団体である戸田の10クラブから代表者に参加頂いた。
講習会ではおやじが講師となり調整すべきリギング調整箇所とその適正数値について説明した。言葉だけでは十分に理解できないので実際の艇とオールを使ってリギング計測・調整方法を説明した。
概ね皆さんご理解頂けた模様。後は自分のクラブに戻り、実際にリギング調整を実践して頂きたい。
以上