Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2X艇:赤兎の整備結果について

5月23日に整備した艇に本日初めて乗艇しました。真っ直ぐ艇が進まない、上手く漕げない等とT大漕艇部から惨憺たる酷評を受けている赤兎ですが、シート下にスペーサーを挟む等の対策を含め、キチンと整備した結果、バランスも良く漕ぎやすい艇であることを確認しました。(我ながら整備の術は流石だ①)
強いて言えば、本日の出艇ではレールが前に出すぎていてフィニッシュ時にふくらはぎがレールに当たり、痛かったことぐらいでしょうか?これは揚艇後にレール位置を修正しましたので、解決済みです。

赤兎用のスカルオールについて

前回赤兎用に準備したオールを使用しましたが、オールはあまり感触が良くなかった(何なんだコレは①)。このオールは伊Martinoli社製?で、Conceptのスムージーオールもどきの形状です。(下記URLで参照できます。マコンブレードの隣のブレードで上端が折れているもの)
http://www.martinoli.it/inglese/prodotti_remi.htm
このオールは以下の不具合あり、通常のConceptオールに変更した方が良さそうです。次回から飛龍用に揃えた#2,#3シートのオールを使うことにしよう。(ブレードピッチ計測値に合わせてクラッチブッシュの調整が必要=合計角度で3度にセットしましょう。)

  1. Oarlockの角度の問題もあろうが、エントリーでブレードが入り難く、且つ、フィニッシュがすっぽ抜けやすい。要は水の掴みが悪い。
  2. オール自体の問題ではないが、グリップが太い上に相当古く痛んでベタついていることもあり、3周回っただけで、手の皮がベロリと向けた。

教え子SMZ君と2Xを漕いだ印象

彼とは初めて一緒に2Xを漕いだのですが、自分がコーチとして教えた漕手であり、違和感なくスッと気持ち良く漕ぎ出すことが出来ました。(ヨシヨシ②)強いて言えば、ミドルは良く押しているものの、キャッチので水の掴みが今ひとつ弱いのと、フィニッシュでの押し切り時に体重の載せ方が甘いので、キャッチからフィニッシュまで体重をブレードに載せて「ドゥオーン」と1本で艇を出すイメージが足りない感じがありました。この点を後ろから指摘しながら漕ぎました。ある程度スムーズに漕げているので、貪欲に更に気持ち良く漕ぐことを目指して漕ぎのイメージに注文を付けましたが、初めての乗艇ですから、良く漕げた方だと思います。

2Xと1Xの違いについて

平日練習として普段は1Xを使用しており、本日初めて2Xを使いましたが、トレーニングの負荷という点では低レートLP程度の負荷で漕ぐ場合は2Xは1Xに比べて大分楽に漕げるという事が分かりました。バランスが良いので、余計なところに力が入らないということもあろうかとは思いますが、やはり1本1本の負荷は1Xの方が圧倒的に重く、短時間の乗艇の中で負荷を上げようと思えば、1Xの方がトレーニング効果が高いと思います。一方、ブレードワークやリズムの改善を狙うのであれば、これは安定性の良い2Xが良いでしょう。極端な言い方かも知れませんが、ある程度確り漕ぐことが出来るおやじ本人の様なベテランスカラーは1Xでのトレーニングが効果的でしょう。一方、これからスカルの上達を目指す中級以下のスカラーは2Xでブレードワークの基本を習得することが早期上達への道と思います。

以上。 本日の採点:流石だ②>何だコレは①で流石だの勝ち

PS: 右上のミニチュアオールのアートは戸田公園駅の改札を出て戸田コークへ向かう出口の天井にぶら下っているものです。戸田界隈クラブチームのオールが全て?揃っています。勿論、T大のオールもあります。探してみて下さい。