久保杯付きフォアは2杯。
コーチングの為、秋が瀬鉄橋まで上り、そこから下に向けて6kmTT(SR18)を2杯並漕で行った。
2杯の内、遅れた方に伴走して秋が瀬まで上った。
遅れたのはジュニアコックス:A治が舵を取る東雲。
W.Upのキャッチワークをペアワークでやらせるため、初期の遅れが更に増幅した。冬場は分漕すると漕いでいない漕手が冷える。基本は分漕はNG。
W.Up後、NF-UTを入れて秋が瀬まで上ったが、バランス安定性が悪く、NF-UTだとなかなか艇速が出なかった。
秋が瀬に到着するまでに、先行した祥雲と500m程の差が開いた。
往路の漕ぎを見るに、東雲の方が艇速が遅そうに見えた。
そこで、秋が瀬からの6kmTTスタート時は東雲を最初のインカーブサイドに配置し、祥雲はアウトカーブとした。
さて、スタート。最初のインカーブで東雲がグングン出なければならないが、実際にはカーブを抜けたところで0.5艇身程度しか差が付かなかった。
その後の大曲以降は、祥雲(埼玉サイド)が有利となるため、最初のカーブを抜けたところで、祥雲の勝ちがほぼ確定した。
しかし、東雲の方には上級生漕手が2名乗っているので、意地でも勝ちたいところ。ということで、SR18指定だったが、東雲は要所要所でレート20オーバーで追い上げていた。
しかし、要所のカーブでジュニアコックスの安治がアウト側に大回りしたため、カーブワークだけで2艇身程度、損していた。
なんだかんだ、笹目橋までは水が空かずに拮抗していたが、最後の笹目橋下流の大きなカーブで東雲が大きくアウトに膨らんだ結果、2L程度の差で祥雲の勝ちとなった。
しかし、SpeedCoachの艇速は以下の通り全くの横並びだった。
- 東雲:6km Ave.2'05.2/500m, SR20.7, 2000mSS換算7'53.0, η74.7%
- 祥雲:6km Ave.2'05.4/500m, SR19.2, 2000mSS換算7'53.7, η73.3%
今年の久保杯はヘッドレース形式ではなく、2杯並漕方式で行うので、白熱した戦いが見られそうだ。
上級生が乗っている事もあり、是非とも久保杯のベストタイム(23'43")を更新してほしい。
<写真>
6時19分。秋が瀬へ向けてNF-UT漕中の東雲 6時35分。6kmTTで大曲通過中の2杯。手前は東雲。アウトに大きく膨らんで損している。
6時38分。緑橋下流を下に向けて並漕中。ここでは祥雲が1Lリード。
6時42分。アウトカーブながら東雲(右)が追い上げて、一瞬祥雲(左)を抜いた。
6時44分。下水処理水合流点を横並びで通過。手前=東雲。
6時45分。笹目へ向かう2杯。