Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

東商戦に向けた留意事項:

1)4/30(土)17時現在の13時〜15時の風向・風速・気温など
GPV気象予想によれば、明日、東商戦レース時間帯の気象予想は以下の通り:

13:00 晴れ、 気温25〜26℃、 南東の風2m
14:00 晴れ、 気温26〜27℃、 南南東の風2m
15:00 晴れ、 気温26〜27℃、 南東の風2m

明日はよく晴れて暑さを感じるほどの気温。従って、ローイングスーツ一枚でレースすると良い。(アップ時に日よけ対策として長袖シャツを一枚着るのも良い)
風は南の風2m程度で水面が荒れる様な事はなさそう。
風向は戸田コースのローカルな地形、建物により影響を受けるので、概ね南の風で場所によっては風向風速が微妙に変化すると理解する。
尚、もし、南東の風であれば、風上側の東大4レーンは一橋の3レーンより僅かに有利。

2)クルーでシンプルなレースプランを予め立てて、共有しておく。
東商戦はマッチレースであり、相手は一橋:1クルーのみ。従って、一橋に勝てば良い。
ボートレースの必勝レースプランは、先行逃げ切り。何故なら、出れば相手が見え、出られると相手が見えず対応が困難になるから。
(参考ながら、インカレ、全日本などのマルチレーンのレースでは、相手が複数おり、必ずしも先行逃げ切りが必勝法とは言えないケースあり)
リードして、水が空けば、その後逆転するのはかなり困難になる。従って、リードしたら更に攻めて水を開ける様に努力する。(攻撃は最大の防御)
人間の運動生理学上、及び精神面で、体力的に苦しくなる局面で、予め、足蹴りを入れるポイントを決めておくと有効。
例えば、無酸素運動から有酸素運動への移行フェーズ、即ち、300m、そしてクォーター毎の500m、1000m、1500mのポイントで足蹴り3本を入れてリズムを改善する。
この他、ここで一気に突き離せば、勝負が決まるという場面があれば、勝負の足蹴り10本を入れる事も有効。
但し、足蹴り10本はミドルスパートであり、その後のペースが乱れ、理想的なイーブンペースから逸脱せざるを得ない両刃の刃である事を頭に入れておく事。

以上を頭に入れた上で、クルー全員がレース戦術を理解して、実戦で徹底することが必要。という事で複雑なレースプランは絵に描いた餅であり、シンプルなプランが良い。

尚、東大は4レーンなので、自転車伴走するコーチ陣の応援の声が届きやすいので、3レーンの一橋より有利。

3)緊張への対処:
対校戦は学生スポーツであり、ジュニアだけでなく、対校選手も対校クルーとしてのレースは初めての者が多い筈。それは相手の一橋大クルーも同じ事。
レース前夜やレース当日は、多かれ少なかれ誰でも緊張するもの。自分だけが特別緊張している訳ではないと理解しよう。
特に前夜は、緊張や興奮でなかなか寝付けない、或いは、人に拠っては一睡もできないという選手もいるかもしれない。
最悪眠れなくても良いので、布団の中でユックリ休み、体だけでも休息をとること。(頭の方は1晩くらい、眠れなくても死ぬことはない(笑))
レース当日は、やるべきことを淡々と一つ一つやってゆけばよい。
一番大事なのはクルーとしての集中力、決められたレースパターンを戦術通りに実践して行くこと。
リラックス対策としては、勝ってゴールしたら、どうやってガッツポーズするかなど、楽しい事を密かに自分の頭の中で考えていれば良い。

この半年間、東商戦に向けて積み上げてきた練習、取り組み内容を信じて、レース本番に臨もう。
レースでは、持っている力を全て出し尽くし、ゴール後のRow Outするつもりで死ぬほど頑張ろう。

必勝、東大!

以上