現役部員が知らない(監督・コーチも忘れてしまったか?)様なので、元の作法を知っているおやじとしては、ここにその作法を纏めておきたい。
- 優勝の弁を語る選手が皆の前に立つ。
- マネージャーは優勝カップを選手に持たせ、2,3人ががりでビールをカップにナミナミと注ぐ。(出来ればビン入りのビールが望ましい)
- 選手は圧倒的なビールの量に驚き、たじろぎ、そして喜ぶ。そして飲む構えをする。
- それに合わせて主務、(若しくはCOX)が、皆の前で大きな声で「そら、せーの!ワッショイ!」とワッショイの音頭を切る。
- 音頭取りの掛け声に応じて、皆はそれに続いて手拍子と共に「ワッショイ!」と腹の底から威勢良く声を掛ける。音頭取りに続いて声を出すところがポイント。交互に声を掛け合うのであり、音頭取りと同時に声を出してはダメ。
- ワッショイの掛け声は音頭取りのA組、選手一般のB組と二手に別れ、最初はユックリしたリズムから入る。その後、A組にも加勢者が入り、自然と全体がA, Bの2チームに分かれる。
- 選手が優勝カップを飲む状況を観察しながら、ワッショイコールのテンポを少しずつ上げてゆく。2チームで交互に声を掛け合うので相当速いテンポまで上げることが可能。(最後に飲み干す時にテンポを上げるのが醍醐味)
- エイト優勝カップは非常に大きいので、当然、一人で飲み干すことは出来ない。それで良い。飲み終えたら一言スピーチをし、次の選手に交代。
- マネージャーは前の選手が飲んだ分だけビールをカップに補充し、また、ワッショイコールをする。
- マネージャーは最後の3名辺りから、最後の選手が飲み干せる様にカップ内のビール残量をチェックしながら、補充するビールの量を調整する。(途中に大酒のみの選手がいれば途中で飲み干してしまう場合もあるがそれはそれでご愛嬌)
- 最後の選手はその責任で、残ったビールを飲み干すのがマナー。ワッショイコールは飲み干す直前のラストスパートではピッチが上がり、場の雰囲気も最高潮に達する。
以上が優勝カップ回し飲みと、ワッショイコールの伝統作法。