Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

T大2年生S君と2X乗艇

oyajisculler2006-09-13

今日は週1回の夜間乗艇の日。
ここ数日めっきり秋らしくなってきた。今日は雨交じりで余計に涼しかった。
さて今日はT大2年生S君と2Xに乗艇した。S君は10月の新人戦に1Xで出漕する予定だが、スカルに取り組み始めたばかりのスカル初級者。(でもエルゴは日本代表と言うほど廻す)
さて、2Xで岸蹴り。どの程度漕げるのかなとシングルワークをさせてみる。確かにフィニッシュの突き放しが力強いが、気持ち良くスムーズに艇が加速するのではなく、フィニッシュ回りだけガツンと押すイメージ。
もっとミドルから確り押してみなさいと指導。でもミドルの押しは今一でフィニッシュ回りだけガツンとなる。ガツンと押しながらフィニッシュするのでブレードがスリップしてDirty Finishとなる。
先ずはブレード離水とクイックフェザーターンを取り組ませてみた。しかし中々上手く出来ない。ガツンと押しておしまいなので上体が力んでクリーンに離水できない。

大事なのはミドル:

艇をスムーズに加速するにはオールが艇に対して直角となるミドル前後の部分でブレードを確り一枚入れて強く押すことが肝要だが、これが出来ていない。後ろから観察していると上体の力でガツンと押切ろうというイメージが先行している。キャッチからハンドルにぶら下がり、体重を使ってスムーズ且つ強く押す漕ぎが出来ていなかった。
漕ぎながら、腹の後ろ辺りの背中を強く後ろにドライブするイメージで、腕や方はハンドルにぶら下がる様にして漕ぎなさいと言ってみた。すると、何となくスムーズに艇が動き始めた。
上の写真のスカラーの様に、スカルだってキャッチからのぶら下がりと、体重で漕ぐイメージが重要なのである。
背中の真ん中辺りを後ろにドライブするイメージで、確り体重を使ってスムーズに漕ごう。沢山漕いで(少なくともポンド6周くらい)無駄な力が抜けてくれば自然とそうなるものである。
初級者は先ず漕ぎこみである。確り漕ぎこんで欲しい。