Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

不良バックステーの交換:

前回のチェックによると、#4, #5, #6, #7の4箇所が要交換となっている。使い古しのバックステー等を利用して、不良バックステーを適当なものに交換する。
必要な道具と材料:

  1. 工具一式(11mmスパナ、モンキースパナ、マイナスドライバー等、出来るだけ沢山あった方が良い)
  2. 金ノコ(アルミパイプの切断・加工用)
  3. 万力(バックステー先端部のボルト取り付け部の確度調整用)
  4. 電動ドリルとドリル刃一式(バックステー先端穴加工用)
  5. バックステー及びエクステンダーの使い古し(この中から適当なものを発掘し、加工する)

靴の交換:

前回講習会チェックによると、#2,#3,#4,#5の4足が要交換となっている。現在ついている靴で、まだ使えるものもあるが、既に交換済みのBow以外は、全て今年LBRCで輸入したMartinoliシューズ(プレート付き)に交換する。(合計7個を交換)交換後は、Heel Depthがシート面から15cmとなる様に取り付ける。併せて、ストレッチャーボードの角度を42度に調整する。

必要な道具と材料:

  1. 11mmのスパナ若しくはモンキースパナ
  2. 新品の靴7足(LBRCで購入したものを使う)
  3. アングルメーター

シートのシャシー交換:

Sykes製の黒いラバーシー5個は、座面下部のダブルアクションシャシーを外して、LBRCで購入したシングルアクションシャシー(ベアリングコロ)に交換する。作業要領は下図の通り。

必要な道具と材料:

  1. シングルアクションシャシー*5個(LBRCで購入したものを使う)
  2. プラスドライバー(頭の大きい物)、あるだけ全部
  3. キリ若しくは千枚通し
  4. 2cmの両面テープ(シャシー取り付けに使用)
  5. 長さ15〜20mm程度のステンレス製木ネジを4本*5シート分=20本(シャシー取り付けに使用)
  6. 黒いシート以外のFilippi製の白いダブルアクションシートは、不良箇所のパーツ交換等、必要な整備を行う。

レールのローテーション:

レールは8シート=16本全部交換する予定だったが、Rowing Centerに廉いMartinoli製のレール(@2000)が在庫切れとなっているので、今回は自動車のタイヤローテーションと同じ要領でレールのローテーションを行う。ローテーションの要領は下図の通り。

必要な道具と材料:

  1. プラスドライバー(レールのエンドストッパーの着脱に使用する、頭の小さいもの)

ワークハイトの調整:

シートのシャシーを交換するとシートの高さが少し変わる。今回、下記のワークハイトとなる様に調整する。

  • 整調ペア:17.5cm, ミドルフォア:17.0cm, Bowペア:16.5cm (船尾の整調ペアを高めにするのは、艇のピッチング運動を考慮したもの)

必要な道具と材料:

  1. 11mmスパナ、モンキースパナ等
  2. パラレルスティック、若しくはL板
  3. メジャー

クラッチブッシュの調整:

クラッチ軸の前傾が0度であることを前提とし、オールのブレードピッチ+クラッチブッシュの合計値が5度となる様にブッシュを交換する。この際、ブッシュが磨り減って、ガタツキの大きいものは新品ブッシュと交換する。Concept2のクラッチブッシュは白、黒、青の3色があるが、色はクラッチ軸の太さ(径)を表すものであり、元あったブッシュ色と同じ色のブッシュを使う必要がある。詳細は下図参照。

以上