Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

全日本予選観戦

昨日は全日本選手権の予選観戦の為、戸田へ行った。

全日本選手権観戦:

午前中は、母校東大のクルーはレースが無かったので、自転車伴走用のIDカードを1枚借りて、小艇レースを自転車で伴走して観戦した。

1週間ほど前まで、欧州で開催されていたワールドカップに出ていた日本代表選手は、各々の所属チームに戻り、今回の全日本選手権に参加している。
代表選手が同じ種目で激突して対戦してくれると、観戦する方は面白いのだが、今回は、互いに対戦しないような種目で出ている様だ。
この意味で、今年の男女シングルスカルは、昨年に比べると、若干、面白みに欠ける。

その中でも特に対戦が楽しみなのが男子ダブルスカル。オープンクラス日本代表の荒川・櫻間のNTTペアと、全日本で連覇中の西村・大元のアイリスペアの激突が面白そうだ。
一方、男子シングルスカルは、LM2X日本代表の関電:武田選手と、リオ五輪LM2X日本代表の中野の対戦が見られそうだ。オープンクラスの大学スカラー遠山・島田の活躍も楽しみ。

エイトはNTTがやはり強そうだ。


以下、予選時の写真と動画:

M1X 中野選手:
W.Up時から中野選手がキラリと光る良い漕ぎをしていた。
W1Xのレース時は横風だったが、M1Xレースの頃には強めの逆風が吹く厳しいコンディションになった。
中野選手は強めの逆風の中、力強い漕ぎでグイグイ艇を進め、予選トップタイムで準決勝へ。
 M1X中野選手、エントリー
 同上、リリース。フィニッシュでの漕ぎが改善されているように見えた。フィンガーターンも出来ている。

2019-05-23 全日本M1X予選、中野選手、3Q。強い逆風の中、3QでSR35のレート。
https://youtu.be/vC4OcfIyThA

W2X トヨタ自動車
W2Xオープンクラス代表の、榊原・米川のペア。あまり良い漕ぎではないが、体格・体力で他のクルーを圧倒していた。(今回はS米川、B榊原)
 W2X トヨタ自動車、キャッチ。バウ榊原がキャッチでミスってスプラッシュが上がっていた。

2019-05-23 全日本W2X予選、トヨタ自動車 1000m付近
https://youtu.be/csMY8K7IgIk

M2X NTT
オープンクラス日本代表の荒川と櫻間のペア。
バウ・櫻間のフィニッシュハーフはブレードが浮いてスリップしており、2人のユニフォーミティーはあまり良くない。しかし、逆風の中、体格・体力で他のクルーを圧倒していた。(S荒川、B櫻間)
2019-05-23 全日本M2X予選、NTT 200m付近
https://youtu.be/HCYrZFwr-d8

 M2X 250m付近でリードするNTT

M8+ 東大クルー:
母校東大はM4-, M4+, M8+の3種目に出場した。
W.Up時の漕ぎを見ただけで、これは全くスピードが出ていないと分かる様な漕ぎをしていたが、3種目共に予選最下位のタイムで敗復に回った。
特に、対校エイトに関しては、予選で対戦した一橋に対して19秒(100m近い差)の差を付けられての完敗。(トップ:東レからは150m以上の差)

敗復での挽回に期待したい。

 M8+予選A組。艇速差が大きく、何とも間延びしたレース終盤。1位:東レ(2レーン)、2位:日大(5レーン)、3位:一橋(3レーン)、

 4位:東大(4レーン)

OarlockをCroker製に換装:

丁度1年程前にOarlockをC2製の新品に換装したが、早くもGate内の下端(スリーブを支える部分)が擦り減ってきた。2mm厚のワッシャー1枚分ほど擦り減った感じ。
どうもCrokerオールのスリーブは材質が硬く、柔らかい材質のC2製Oarlockが負けて擦り減りやすい模様。
リギング上はワッシャーで高さ調整できるので問題無いが、擦り減ると、スリーブが設置する面積が増えて、フェザーやスクウェアリングする際の摩擦抵抗が増加してフィンガーターン時の操作に微妙に支障が出る。

今回、全日本大会期間中に桑野造船が臨時ショップを設置しているので、Crokerのスカル用Oarlockを購入した。
桑野社員の話では、Croker製はC2製より材質が硬いということ。

Oarlockの材質が硬ければ、擦り減りは少ないのではと考えた。また、フィンガーターン時の摩擦抵抗も少なくなる可能性もありそうだ。

以下、C2とCrokerのOarlock換装・比較。
 Oalock交換:C2とCroker比較
 Oarlock下端の受け部分が擦り減ったC2 oarlock
Croker Oarlockに換装

換装後に1X乗艇したが、gateナット調整前の状態だとGate内の隙間が大きく、キャッチ周りのブレードスクウェアが不安定な感触だったので、揚艇後にgateナットを締めて調整した。
 揚艇後、ナットを調整してGateの開きを4mm狭くした

Oarlock交換後、荒川で1X乗艇

終日、全日本予選を自転車伴走や観戦して少々疲れた。
疲労回復のアクティブレスト、及び交換したCroker oarlockの感触を確かめる為、荒川で12kmを漕いだ。

Croker oarlockは、形状はほぼC2 oarlockとほぼ同じだが、材質がC2製より硬い。
また、ほんの少しGateの口の開きが大きい。
出荷状態のまま、Gateナットを調整せずに乗艇したところ、ノーフェザー・フィニッシュワークで漕いだ際、ブレード下端が水面に触れてブレードスクウェアが崩れて、何度かエントリーをミスった。
フェザーを付けて漕ぐと、Oalock内でのスリーブの滑りは非常に良く、フェザーターンやスクェアリングでのフィンガーターンがやりやすい様に感じた。
しかし、エントリー前にブレード下端が水面に当たるとブレードスクウェアが崩れやすいので、揚艇後にGateナットを4mmほど締めてGateの開きを調整した。次回乗艇時に感触を確かめたい。

今回は16時半に岸を蹴ったが、丁度、日が落ち始めて、復路は西日が目に入り少々眩しかった。
こういう太陽光線が目に入る時間帯はサングラスが必須だ。

以下、今日の動画と写真。

2019-05-23 Croker oarlock P10 x 2、上げ潮+東風で良い艇速が出た。
https://youtu.be/upMBQzfVk5A

2019-05-23 Croker oarlock 静止スタート練習
https://youtu.be/StBiMK_nxTA

2019-05-23 Croker oarlock UT往路(漁船前通過)
https://youtu.be/R0HxyeEpYjY

 17時01分。大曲にて

2019-05-23 Croker oarlock UT復路(大曲から下り)
https://youtu.be/bC55IAo1fcs

2019-05-23 Croker oarlock UT復路(笹目橋通過)
https://youtu.be/6aHpR-fES2A

 17時43分、揚艇。

以上