サラリーマンだった頃、運動不足解消目的で、2007年(当時47歳)に自宅から駅まで約3.5km通勤用に通勤用自転車(所謂、シティーサイクル)を購入した。
宮田製の内装3段変速の27インチ自転車。
サラリーマン時代は駅までの通勤時間を短縮するため、変速機の一番重い3速で漕ぎ、時間を短縮していた。
半ばトレーニングも兼ねていたことと、40歳代ということで脚力もあったので重い3速でも確り漕げたということ。
一方、現在は50歳代後半、もうすぐ還暦という年齢となり、重いギア比の3足を活用する機会がめっきり減った。
まあ、今でもトレーニングという意味なら3速を使えないこともないが、無理してスピードを上げる必要もなくなった。
また、購入後12年経ち、後輪のスプロケットもすり減って来てそろそろ交換が必要となった。
ネットで調べると、内装3段のスプロケットを通販で購入し、自分で交換可能という情報を得た。
調べると、現在のギアは、フロント:32T、リア:14Tのギア比2.28。
また内装3段のギア比は、1速:0.733、2速:1.000、3速:1.36
合計すると、現在の自転車のギア比は、1速:1.67、2速:2.28、3速:3.11
現在、漕いでいる感触としては、現状3速は重すぎて殆ど使っていない。また、スピードを上げようとしたときに2速では物足りない感触。
そこで、現在の3速と2速の中間辺りを3速とするようにリアのスプロケットを交換しようと考えた。
フロント:32T、リア:16Tのギア比2.00。
計すると、自転車のギア比は、1速:1.47、2速:2.00、3速:2.72となり、改造後の3速は改造前に2速と3速の中間となる。
以上の計画に基づき、リアスプロケット:16Tを通販で購入。また、万が一、16TがNGだった場合の保険の為に14Tのスプロケットも注文した。
左が16T,右が14T
今日は午後、2時間程度時間が取れたので、スプロケット交換作業を実施してみた。
先ずは、作業準備:
16Tのスプロケットなど。
15mmスパナ、10mmソケットドライバー、ドライバー等
オイルパン(油まみれの汚れたパーツを灯油で洗い流すための容器)、灯油(洗浄用)、自転車油
工具箱(30年以上前から買い集めてきた工具がギッシリ詰まっている)
さあ、スプロケット交換作業実施:
14時15分。現状の自転車。さあ、作業開始
リアタイヤはすり減り、また、サイドはひび割れてきた。
同上。この機械にタイヤも交換しようかと思ったが、まだ、もう少し使えそうなので今回は交換せず。
チェーンカバーや内装変速機カバーを外したところ。
自転車架台が無いので、地面に段ボール紙を敷いてその上に自転車を逆さまにして置く。
リア変速機廻りの現状。
ローラーブレーキ廻りの現状。
ローラーブレーキ側のナットを外す。
リア両サイドのナットを外し、ローラーブレーキの固定ボルトも外してリア車輪を外した。スプロケット(14Tがすり減っている)
パーツ洗浄用オイルパンとワイヤーブラシ。
スナップリングをマイナスドライバー2本を使って外し、スプロケット(14T)を外した。(スナップリングの外しは、マイナスドライバー2本で難無く外せた)油や泥でグチャグチャに汚れていたのでワイヤーブラシで汚れを洗い落とした。
外したスプロケット、スナップリングなどをオイルパンに入れて灯油で洗浄。
ブラシと灯油で洗浄した後のリアのハブ廻り。
新旧スプロケット。左が元の14T(かなり磨り減っている)。右が16Tのスプロケット(14Tより一回り大きい)
16Tのスプロケットをスナップリングで取付けた後。スナップリングの取付けはかなりてこずり30分程度掛かった。(途中で断念しかけた。。。)最終的には写真にある極小型のドライバー2本を使って、スナップリングをグイッと広げてパチンと嵌め込むことが出来た。通常サイズのマイナスドライバーでは上手く出来なかった。極小型のドライバーが活躍した。
15時37分。組み上がったリアホイール。
なんだかんだで1時間半程度を要した。
チェーンテンション調整、ローラーブレーキ調整も含めて作業完了!
スプロケット交換後、試走したところ、計画通り、ギア比が軽くなり、3速で安定して漕げるようになった。
以上