東商戦及び戸田国際マスターズレガッタと、フィンに藻が絡みついて、舵が効かなくなるトラブル発生。
Empacher製エイト用フィンの前縁角度は57度。また、フォア用は49度。何れも東商戦でフィンが絡みつくトラブル発生。
一方、Filippi製フォア用フィン(前縁角度44度程度)及びダブルスカル(40度)では藻が絡みつくトラブルが発生していない。
ということで、どうも前縁角度が45度以下であればフィンに藻が絡みつく事を避けられる模様。
この点を勘案し、桑野造船に、Empacher製フォア用フィン(前縁角:49度)の前縁をカットし、前縁45度の藻対策用フィンを製作した。
これを我々のエイト艇(天祐)に装着して、本日乗艇した。
荒川には藻は無いので、藻対策効果は確認できないが上記の通り、45度なら絡みつかないだろう。
藻が絡まないとして、フィンとしての性能が確保できているか否かが本日の確認ポイント。
本日この藻対策フィンを装着して確認した結果:
- 直進性に問題なし。(元のフィンが曲がっていたので、むしろB-side負けが無くなった)
- 操舵性に問題なし。(舵自体は同じものであり、舵効きに変化なし)
- 横風に対する船尾の流れ:問題は無かった。
- バランス安定性:面積が減ったが、特にバランス安定性には問題は無かった。
ということで、天祐のフィンは、このまま藻対策用フィンを装着したまま全日本マスターズレガッタで使用する。
5月11日に装着した前縁45度の藻対策フィン。
エイト用ノーマルフィン(前縁57度)との比較。
本日、揚艇後のフィン。(藻対策45度のフィン)