Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Jr:A木の"クニャ"キャッチ矯正:

まず、整調のA木だが、フィニッシュワークで腕漕ぎや上体漕ぎをすると、ブレードエントリーの際にブレードの背面から水に押されてブレードが切れこんだ角度で入り、水中でブレードをスクウェアにする”クニャッとしたキャッチ”をしていた。ブレードワークを間違って理解している未熟な漕手が時々陥る悪癖である”クニャキャッチ”である。
また、A木はエントリー直後にクラッチ内でスリーブが暴れて”ガチャン”という雑音を出して平気で漕いでいた。原因を見つけようと青木の動きを良く観察したところ、原因が見つかった。即ち、ブレードエントリーの瞬間に、A木はインサイドの手の指をハンドルから離して手を”パー”にしていたのである。そしてブレードが水中に一枚入ってからインサイドの手でグリップを握りドライブするという奇妙な動きをしていた。
要するにキャッチの瞬間はブレードを水中に抛り出し、少ししてからインハンドを握ってドライブするという事をやっていた。
気付いてから、”キャッチ周りでインサイドハンドの手の指を絶対にハンドルから離すな!”と指導したところ、クニャキャッチとクラッチの”ガチャン”という雑音が無くなった。

A木だけでなく、Openエイトの漕手、コックスは上級生も含めて漕技未熟な者が多い。暫くは低レートUT中心で漕技改善の取組みを継続する必要がある。