Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

久々の太陽

oyajisculler2016-10-02

今朝はH29年度トレーニングの二日目。
今日も全日本エイトに伴走して秋が瀬往復のUT漕をコーチングした。
このところの暑さと涼しさの激しい入れ替わりで、部員の中に風邪をひいたものが若干名いる。
全日本エイトのバウ:T中も風邪をひいてダウン。已む無く、シングルスカルのA原を代漕に入れた。
W.Upからずっと見たが、3回目の乗艇であり、バランスは昨日より大分、マシになった。しかしながら、まだまだ。
相変わらず、整調フォアはフィニッシュに向けて強く押し切れるが、3年生:3名+1年生のバウフォアは押し切りが弱い。良く見ると3番:O翔は少しフィニッシュを強く押そうとする努力が見えてきた。
リリース時からフォワードにかけてB-sideへ傾く傾向があるが、これは、B-sideのフィニッシュ押し切りが浅く、S-sideに押し負けていることと、S-sideの内、#6:S本と#2:O岡本がフィニッシュで上体をアウトサイドへ傾ける傾向があり、これが原因となっている。O本とS本は体幹センターキープを心掛ける事を指導。また、B-sideの押し切りに関しては、今朝も煩く指導した。(#3:O翔と#B:A原は骨盤が後傾して背中が曲り、座高が下がってハンドル軌道が下がることが原因。要は乗艇中の姿勢の問題)

今朝の荒川水温は、笹目水門前で22℃、秋が瀬で21℃。10月上旬なので、この程度の水温となる。

秋が瀬で折返してからSR17〜18の低レートUT漕の艇速改善に本格的に取り組み。昨日の早朝は、1'53"/500m程度の艇速だったが、今朝は1'51"/500mまでは上がった。しかしながら、当面の目標である1'49"/500m以内で漕ぐには至らなかった。脱水症状防止の為、3km毎(秋が瀬高圧〜大曲)に給水をしている。
そこで、残り700m辺りでコックスに”押し切り強く10本”をコールさせたところ、1'47"/500mまで艇速が上がった。そのままドライブを強くしたまま漕ぐように指示したところ残り700mは全て1'49"/500m以内で漕げた。給水レストで一旦漕ぎ終えた際の漕手の様子を見た所、かなり息が上がっていた。”これが本来の低レートUT漕であり、N大は常に1'45"/500m以内で漕ぐ続けている”と伝えた。
給水後UT漕を継続。基本的に低レートUT漕とれーにんぐには、1分程度の給水レスト以外に休憩はない。
大曲からのUT漕スタートは、立ち上がりが不十分で1'51"/500m程度から入っていた。再びドライブを強くするように指導したところ、1000m過ぎ辺りから1'50"/500mを切る艇速に上がった。今朝はほぼ無風だった。
今朝の秋が瀬からの復路のUT漕では、1'49"/500m以内で漕ぐキッカケは掴めた。後はこの1'49"/500m以内の艇速が当たり前に出る様に取り組む。バウフォアがフィニッシュまで強く押し切れる様になれば、自ずとこれが達成できる。
全日本選手権レースまでの目標は、1'45"/500mで低レートUT漕を巡航できるようになること。これが出来る様になれば、2000mの5'55"辺りは出せる様になると考える。

1年生:O川に関しては、現在、スイープ漕ぎの習熟に取組んでいる段階。これからは兎に角、キャッチで確りハンドルにぶら下がり、フィニッシュまで強くドライブすること。また、前後の漕手の泡より大きな泡を造ることに取組ませる。

コックスのI泉は良く響き渡る声でコールしており、また、漕手に元気を出させるような取り組みをしており、この点はマズマズと言える。

<写真>
 5時35分。戸田橋方向の朝焼け。
 5時44分。戸田橋から上がる日の出。
 6時05分。秋が瀬へ向けて。6番:S本のエントリーが遅れる傾向あり。整調:長谷川はもう少し骨盤を前傾させて前レンジを稼ぎたい。
 6時27分。秋が瀬折り返し後、大曲へ向けてUT漕。キャッチ前のS-sideブレードが少し舞い上がり気味なのは、艇がB-sideに少し傾いているため。
 6時35分。ドライブを強くし、1'49"/500m以内の低速で大曲へ。
 6時41分。UT漕で笹目橋を通過中。

<動画>

M8+
https://www.youtube.com/watch?v=GimIqUH6WoQ&edit=vd