東大が今年度購入したエイト新艇：天寵。インカレ前の事前計量で100kgを超えていて驚かされた。性能や強度に影響しない範囲で軽量化するべく、修理業者のN村氏と相談し、また、輸入代理店のYSDIと折衝して幾つかの改善工事を行った。今日はその対策を完了し、艇計量を行ったところ、許容しうる重量に納める事が出来た。尚、インカレ前の事前計量では雨の日の軽量で靴や艇内に水滴や湿り気があったために2.5kg程度重めに出た事が大きく影響していた模様。
以下、今回、軽量化及びFilippiの新構造採用による不具合対策として実施した内容を列記する。
- スターンカンバス内及びコックス席脇に取り付けられていた片手操舵装置の不要艤装品を撤去し軽量化。またコックス席のフットストラップを撤去
- 3個取り付けていたCOX BOXスピーカーを1個取り外した。
- 84cmの長尺レールを軽量化目的のために80cmにカット加工
- デッキ一体成型のウェッジ採用により、ワークスルーが十分取れなかった問題の対策として3mm厚のレールパッドを新規製作し、取り付け。（重量増）
- ＦＲＰ単板構造採用によりベコベコに脆弱となったストレッチャー両脇のデッキ面に”ここを踏むな”の注意喚起シールを張り付け。
カンバス内に取り付けられていたアウターケーブル装置
撤去したアウターケーブル
コックス席のフットストラップを撤去
コックス席脇のサイドスティック艤装品を撤去
両サイドのデッキは単板なので、手で押すだけでベコベコ変形してしまう弱さ。
エイト新艇（天寵）の整備（”踏むな”シール）
デッキ一体成型のウェッジに追加のパッド装着（ワークスルー可動範囲の拡大）
以上
