Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

心拍数を使ったトレーニング:

このAT値近傍でのトレーニングを、心拍数を使って管理しようと思う。ネットで検索したところ、心拍数を使ったトレーニングに関して分かりやすく解説したブログを見つける事が出来た。 このブログの筆者は自転車競技者の模様。どうやら自転車競技の分野では心拍数を指標としたトレーニングが一般的に行われている様だ。我がボート競技の方はどうだろうか?おやじ自身がハートレートモニターを使っていなかったから知らないだけで、心拍数をトレーニング指標として使っているチームもあるのかも知れない。
さて、心拍数管理を50歳前後のマスターズ漕手の運動強度と心拍数の関係を試算すると(年齢50歳、安静時心拍数を50と仮定):
最大心拍数= 220 - 年齢(50) = 170、 安静時心拍数=50として、運動強度X%での心拍数(N)は、N = (170 - 50) * X% + 50 となる。
以下、50%〜100%までの10%刻みの心拍数は:

  • 50%; N= 110
  • 60%; N= 122
  • 70%; N= 134
  • 80%; N= 146
  • 90%; N= 158
  • 100%; N=170

これを実際の乗艇練習に適用すると:
1)運動強度レベル50%〜70%の LSD
ボートの場合は、技術練習や途中の給水で運動を一旦止める必要がある。従い、自転車の様に2〜3時間継続する事は難しい。 そこで、LBRCが荒川で行っているライトパドル12分+2分レストのインターバルがこれに相当すると看做す。 LSD漕は、心拍数で言えば、110〜130程度となる。
オフシーズンは、このLSDレーニングを主体とし、漕技と持久力の改善を図ることが必要。

2)運動強度レベル80〜90%:AT漕
AT漕は距離で言えば750m〜2000m程度を、SR30〜34程度で漕ぐインターバルに相当すると思われる。心拍数数値で言うと150前後。マスターズ漕手には結構きついトレーニング。AT漕はシーズン入り前から積極的に織り込んでゆく。現在、2月中旬。そろそろ、これに取組む時期になってきた。LBRCでは短漕20本や30本のインターバルが主体であり、継続時間3分〜7分のAT漕は、あまりやっていなかった。今後は、AT漕をメインメニューの一つとして取組み、パフォーマンスの改善を図りたい。

3)運動強度レベル90〜100%:無酸素最大トレーニン
これは静止スタートからのハイピッチや、SR35以上の短漕インターバルがこれに相当。ハイレートでの漕技・リズム・ブレードワークの改善を目的として、20本や30本での短漕練習も重要。今後は、短漕は強度を上げ、目的を明確にして行く必要がある。