Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

5. 荒川の潮汐及び水温事前チェック

1) 荒川の潮汐
荒川のリアルタイムの水深(笹目)は以下のサイトで見ることが出来る。
http://www.river.go.jp/nrpc0305gDisp.do?mode=&officeCode=21281&obsrvtnPointCode=16&timeAxis=60
上の写真の様に川底が露出するのは、笹目の水深で50cmを切った時。川底が露出する状態になると、トレーラーを使ったモーターボートの上げ下ろしが困難になるので、モーターボートの上げ下ろしをする際には笹目水深で1m以上は必要。
モーターボートの上げ下ろし時刻を見極める際には、下記URLの東京芝浦港の潮位をチェックし、水深が1m以上確保できる時刻に行うと良い。尚、戸田橋付近の潮時は概ね芝浦港から2時間遅れ、また、笹目の水深は概ね芝浦港と同じと考えれば良い。
http://www2q.biglobe.ne.jp/~ooue_h-h/i/tide/s_tide.cgi?6&sibaura&0&0&13
参考までに、2011年5月4日(川浚い予定日)の芝浦港の潮時は以下の通り。この日の芝浦港の干潮時刻及び水位より、荒川戸田橋付近の干潮時刻及び水位を以下の通り予測する事が出来る。

  • 場所 干潮時刻 水位 備考
  • 芝浦港 11:32 2cm
  • ↓ +2h ≒
  • 荒川戸田橋 13時半 2cm (川浚いは13時〜14時が最適)

2) 荒川の水温:
荒川の水温は下記サイト(荒川:南畑の水温=秋が瀬上流)で確認する事が出来る。
http://www1.river.go.jp/cgi-bin/SrchWquaData.exe?ID=1363130446160&KIND=5&PAGE=0
冬季に、乗艇中に落水した場合、低体温症で命の危険に曝される事になる。一般的には水温(℃)数値を3倍した数値が、人間がその水温の中で耐えられる時間の目安。(日ボ安全委員会)チームボートの場合は、落水しても同僚クルーが迅速に救助できる可能性が高いが、1X艇の場合は自力での再乗艇、乃至は艇に掴まりながら、最寄りの岸まで辿りつく必要がある。これに最悪30分掛かるとした場合、水温は10℃以下だとこの間に意識を失う危険性がある。この事から、1X艇についてはモーターボートの伴走が無い場合は、水温10℃以下の低水温時は荒川出艇を禁じる必要がある。