Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

SRD搭載による乗艇パフォーマンスの改善;

3回乗艇したなかで、以下の様な乗艇パフォーマンスの改善が認識できた。

  1. フォワードが楽になる:踵が何ら抵抗なく自由に上がるので、踵の硬い漕手でも(踵の柔軟な漕手の様に)よりリラックスした状態でフォワードする事が出来る。高いレートでもフォワードで休めるので、レース中盤のコンスタントスピードの艇速維持・向上が期待できると同時に、ラストスパートでレートが上げ易い効果がある。
  2. バランスコントロールが改善する:両足の靴が左右独立でクイックに上げ下ろしできるので、バランスコントロールが容易となる。また、ラフコン時にブレードで水面を叩いた時に従来型に比べ、艇の揺れを踵の上げ下ろしで吸収できるので、バランスを大きく崩さなくなる。ラフコン時でも、従来型に比べ、よりリラックスした状態で漕ぐことが出来る。
  3. 逆風での漕手負担感(脚の負担)が軽減される:これが逆風で漕いだ感触。SRDの如何なる効果でこうなるのか、ビデオなどを取って詳細に検証する必要があるが、逆風が相対的に楽になる様に感じる。
  4. やや不安定な高性能艇でも乗りこなせる様になる:バランス安定性並びにフォワード時の艇操作がしやすくなるので、従来は、不安定さ故に乗りこなせなかった抵抗性能重視の高性能船型でも、SRDとの組み合わせる事により、乗りこなせるケースも出てくると思われる。今回SRD試用に使っているSykes艇(Mould-20)は、艇幅が狭く、船底断面形状がほぼ円弧型の抵抗性能重視の船型で、乗りこなすのが難しい艇だが、今回SRDを搭載したところ、かなり漕ぎやすさが改善し、艇のコントロール性が改善した様に感じる。

以上