Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

K社艇を試乗:

乾舷計測を終えた後、K社艇の試乗を開始。下の写真は岸を蹴りK社艇で試乗に向かうところ。

漕ぎだすと、先ず最初に感じたのがシート座面の高さ。僅かに1cmの差だが、自分の体が水面より高めの位置にあり、オールのシャフトと水面の成す角度が大きくとれ、ブレードの操作性が改善されていることを実感できた。一方、安定性に関しては、D社艇に比べるとバランスキープのために少しばかり繊細なコントロールが要求されると感じた。(K社艇は全くの初心者には難しいかな?)一方、艇の走りはシェル艇に近く、走りが軽い様に感じられた。


下の写真は我々がK社艇でライトパドルを漕いでいるところ。兆度フィニッシュでブレードをリリースする瞬間で舳先が若干下がっている。舳先の乾舷を見るに、ラフコンで白波が立つようなコンディション(波高30cm程度)だと、舳先が波に突っ込んで波がジャバッと入って来そうな気がする。もう少し乾舷を高くすると同時にバウシートの後方には波除けのブレイクウォーター(Break water)を設けた方が良いような気がする。

下の写真も同じくK社艇を漕ぐおやじのクルー。試乗とは関係ないがLBRCのライトブルーのブレードカラーがとても美しい。

一方、下の写真はもう一方のクルーがD社艇を試乗しているところ。このクルーは女性2名が乗っているので、我々体重の重い男性が乗っていた時より艇が浮き上がり、乾舷が大きくなっている様に見える。

参考ながら下の写真がK社艇に取り付けられているストレッチャー。(昔ながらの通常ゲタ方式):

下の写真は今回のレク艇で採用する予定のFlex Foot方式(エルゴ機のストレッチャーと同じ)のストレッチャー。マイシューズを履けるし、踵が上がるので、おやじの様に足首の硬い漕手でも気持ちよく漕げる。K社試乗艇も近い内にこのシステムに換装予定。(D社艇には既にこれがついている。)

推進性能に関しては、シート座面の高さ(1cmの差)やストレッチャーシステムの条件を合わせて、改めて評価しなおす予定。