メリットはバックステー付きリガーの経緯に記載の通り、リガーの剛性が増すこと。一方、このメリットはリガーが変形するほど強い力で漕ぐことが出来る者だけが享受できるものであり、漕力が弱い漕手や艇上で力を発揮できない新人漕手ではバックステーが無くても何ら問題なし。
一方、デメリットは以下列記する様々な問題がある。
- ボートの乗り降りの際にバックステーが少々邪魔になる。荒川乗艇では実際上バックステーが付いていると岸蹴りや艇から降りる際に少々難がある。
- 艇を持ったり下したりする際にバックステーが少々邪魔になる。(特に1X艇)
- リギングする際に付けたり外したりするのが面倒。(手間が余計に掛かる)
- 艇が重くなる。1シート当り500g強。
- 4X+艇等の大型艇で腹切りしてオールを手から離すと、オールのシャフトがバックステーに当り、バックステーが曲がったり、オールを折損したりする。
- 新人が1X乗艇すると沈することが良くあるが、バックステー付き艇では再乗艇が非常に難しい。(おやじでさえ、バックステー付の艇では上手く再乗艇する自信はない)