さて、上記の仮定条件の下、幾つかの例でエルゴ記録と乗艇タイム(ここでは8+と1Xの2種目)を試算してみると:
- エルゴ&スカル世界一のNZ W選手:エルゴ5'38"3、体重100kg(推定)、75kg換算(4+)5'56", 8+ 5'24", 1X 6'34"
- エルゴ&スカル日本一(LW)のT田選手:エルゴ6'16"5、体重74kg(推定)、75kg換算(4+)6'16", 8+ 5'42", 1X 6'56"
- 国内社会人トップレベル8+クルー推定:エルゴ6'20"、体重75kg(推定)、75kg換算(4+)6'20", 8+ 5'46", 1X 7'01"
- インカレ8+決勝進出ボーダー平均?:エルゴ6'35"、体重75kg(推定)、75kg換算(4+)6'35", 8+ 5'59", 1X 7'17"
- おやじのエルゴ記録:エルゴ6'49"1、体重80kg、75kg換算(4+)6'53", 8+ 6'16", 1X 7'38"
という計算結果となる。NZ W選手の6'34"やT田選手の6'55"、インカレ8+ボーダーの5'59"は概ね実際と良く整合していると思う。(何れも夏場の水温25℃以上の記録と理解頂きたい)
ただ、整合が取れていないのはおやじの1X計算記録:7'38"。とてもではないが、この記録を今年度出せるとは思えない。しかしエルゴの漕力からすれば出来る筈。今すぐ出来ない理由は簡単明瞭。要するに実際の乗艇で、エルゴのパフォーマンスを出し切れていないということだ。逆に言えばスカルの乗艇技量を改善すれば7'38"が出し得る筈。今年は新艇Goten号と共に確り乗艇練習して、少しでもこの計算結果に近づけたい。また一つ(楽しい)取組目標が出来た。
以上<2008-02-13追記>
NZのW選手のエルゴ記録をベースに各艇種毎の2000m乗艇タイムを試算した結果と、現時点での各艇種毎の世界記録を比較すると以下の通りとなる。概ね整合している模様。
- 艇種 タイム指数 試算タイム 世界記録
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- 8+ ... 0.90993 ... 05:23.9 ... 5'19"85
- 4+ ... 1.00000 ... 05:56.0 ... 5'58"96
- 4- ... 0.96801 ... 05:44.6 ... 5'41"35
- 2+ ... 1.11780 ... 06:37.9 ... 6'42"16
- 2- ... 1.04807 ... 06:13.1 ... 6'14"27
- 4X ... 0.94681 ... 05:37.0 ... 5'37"31
- 2X ... 1.02385 ... 06:04.5 ... 6'03"25
- 1X ... 1.10729 ... 06:34.2 ... 6'35"40