Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

水温と密度及び動粘性係数(ν)に関する試算内容:

  1. 船が一定の速度(V)で走る為に必要な有効出力をEHPとした場合、EHPは次の式で表される。 EHP = RV/75 (PS)
  2. 船の抵抗(R)は次の式で表せる。 R= C* 1/2ρS V^2 (ρ:密度、S:浸水面積)
  3. 抵抗係数Cは次の式で表せる。 C = (Cf + ΔCf) + Cr 但し、Cf:摩擦抵抗係数、Cr:剰余抵抗係数(造波抵抗係数)。ローイングボートの場合は、摩擦抵抗(粘性抵抗)が支配的である。
  4. 摩擦抵抗(Rf)は次の算式で求められる。Rf= Cf* 1/2ρS V^2
  5. 摩擦抵抗係数(Cf)は、次の算式(Schoenherrの式)で求められる。Cf = 0.463 * (log10(Rn))^-2.6 但し、レイノルズ数は、Rn=VL/νとなる。
  6. 有効出力一定としたときの速度(V)V = (EHP*75/(Cf*1/2ρS))^(1/3) 即ち、V ∝ ((Cf*ρ)^-1)^(1/3)