Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1X乗艇、水温下がりCAL値再調整:

戸田に宿泊する機会は滅多に無いし、座学ばかりでは飽きてしまうので、この合宿研修中に3回乗艇した。最近、寒くなってきたので戸田コースの水温が下がった影響か、SpeedCoachの距離表示が合わなくなった。この機会に再調整した。一般論として水温が下がると水の粘性抵抗が増加すると言われているが、それを今回、CAL値の差ということで実感出来た。

  1. 初日の集合前に12km漕:10月にSpeedCaochを購入して直にCAL値を0.94に設定し、これまで漕いできた。今回は朝9時過ぎに乗艇し、水温が低めだったが、距離が短く表示された。計算してみると、1%程度の誤差。取りあえず、CAL値を0.940から0.950に変更した。
  2. 11/23(金)の早朝に8km漕:朝6時前に目が覚めたのでT大艇庫で行き、1Xで早朝乗艇を実施。距離は8km。低レートでユックリとポンドを散歩する様なペースで楽しく漕いだ。SpeedCoachで距離を計測したところ、8000mを切っており、誤差が更に1%程度あった。恐らく、日の出前なので、水温が更に低かったためだと思うが、水温が下がると水の粘性抵抗が大きくなることが実感できた。CAL値は0.950を0.960に修正。
  3. 11/24(土)の早朝に8km漕:朝5時45分に起床し、1Xで早朝乗艇を実施。距離及びペースは前日に同じ。趣味で早朝に1X乗艇するというのは非常に贅沢な遊びである。さて、前日CAL値(0.960)を調整し直したSpeedCoachだが、今回は丁度良い距離が表示された。メデタシメデタシ。少し気になったのは、1周目(4km)を漕いだ時は距離が短めに表示されたが、2周目は長めに表示されて8km合計の距離表示としては適正値になったこと。思うに1周目はポンド表面の水温が低めで粘性抵抗が大きかったが、2周目は多くの艇が出艇して下の方の暖かめの水と攪拌したことで表面の水温が上昇して粘性抵抗が減ったということだろうか?

何れにせよ、水温下がり、水が冷たい冬場になると、粘性抵抗は数%程度の有意なオーダーで変わる様だ。