Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Croker及びMartinoliスリーブの交換要領:

  1. ①現在のスリーブ取付位置をテープでマーキングする。②ヒートガン等で熱して古いスリーブを取り外す。③シャフトに残った接着剤をドライバーやサンドペーパーで取り除く。シャフトに傷を付けない様に注意。
  2. 1.でスリーブを取り外したオールをピッチ計測用架台に載せる。(ブレード形状に従って必要なアタッチメントを装着)
  3. ①新しいスリーブをシャフトに仮装着し、正しく取付が出来ることを確認する。②スリーブ銘柄を変更する場合は、スリーブ寸法に合わせてブレード側のマーキングテープを張り直す。③ウェアプレートを仮付けし、ブレードピッチが0度になる位置に、マジックペンでテープとウェアプレートの両方にマーキングする。
  4. ①スリーブは常温では硬いので、取付数分前にヒートガン等でスリーブを熱して柔らかくする。②予めエポキシ接着剤の2液を練り込んで接着剤を準備する。
  5. 木片をスリーブの割れ目に挟み込んでスリーブを広げ、スリーブ内側の畝(ウネ)間の面に接着剤等を塗り込む。
  6. 5.で接着剤を塗り付けたスリーブをシャフトの所定位置にカポッと嵌めて巻きつける。
  7. ウェアプレートを取り付ける前に、スリーブが所定位置に据わる様に事前にある程度調整する。(捻らない事)
  8. ウェアプレートは挿入前に軽く熱して柔らかくしておく。(Crokerスリーブの場合)
  9. ウェアプレートをスリーブに挿入する。Crokerスリーブの場合はハンドル側から、Martinoliはブレード側から挿入。(Crokerスリーブの場合は挿入が硬いので、シャフト側が凹んだ木片等を使って押し込む。)
  10. スリーブを数回左右にグニュグニュと回し、スリーブ内側の接着剤をシャフトに粘着させる。
  11. スリーブからはみだした接着剤をボロ布で拭き取る。(一度硬化してしまうと除去できない)
  12. 水準器をウェアプレートの上に載せて、ブレードピッチが0度になる様にスリーブ位置を微調整する。
  13. 接着剤が固まるまでオールを静かな場所に置く。接着剤が硬化するまはスリーブに衝撃を与えないこと。
  14. 接着剤硬化後にピッチを再チェックする。1度以下のブレードピッチのずれはウェアプレートを削ることで修正可能。

手順書は出来たので、実際にやってみよう。1人でやると大変なので、クラブ内で自分達の手でやる場合は、2,3人で役割分担を決めてやれば良いと思う。
以上