Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ストロークポイントを論じる状況:

対校エイトが目標とする対校戦レースやインカレに向けてクルーの仕上げに掛かる段階で、時としてリズムのポイントが不明確になり、レートが上がらなかったり、艇速が伸び悩む時期がある。こういった時は往々にして漕手各自のForceカーブの形、即ち、ストロークポイントがバラバラになりかけていることが多い。こういう状況の時に、キャッチ(ブレードエントリー後)から脚のドライブを強調して、ストロークポイントをストロークの頭に持って行くようにして取り組むとForceカーブの形を合わせやすく、それをキッカケにクルーのリズムが良くなることが多い。良く大学エイトのコーチが、トップスピードで漕ぐエイトクルーに向けて、「キャッチから!」と言っているのを見かけると思うが、狙いはこういうところにある。