Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

SweepのRowing Arc(振り角)とストレッチャー位置:

一般的に世界クラスのエリート選手が漕ぐときのRowing Arcは、Catch/Finishの振り角で、Sweep:55度/35度(合計90度)と言われている。(Scullではもっと大きく110度)一方、これは身長190cm以上ある大男のRowing Arcであり、身長180cm程度の日本人漕手ではここまで大きく漕げない。合計の角度でせいぜい85度程度か?最近、チョッパーオールに変わった影響か、Finish角を浅めにする漕ぎが主流でもあり、身長180cmクラスの日本人漕手のRowing Arcは、Catch/Finishの角度で55度/30度程度が適当ではないかと考える。おやじのLBRC中年エイトではCatch/Finishを50度/30度にマーキングして、レースレート時にこの角度を下回らぬ様に漕いでいる。身長174cmのおやじは、レースレートでは51度/30度が事実上の限界かと思う。
このCatch/Finish角を取るための目安として、ストレッチャー位置はPin To Heelの数値にて、PTH= 35cm + (身長-180cm)÷2で設定すると、概ね合う様だ。
尚、Scullの場合は上記のSweepの位置より2cm程度PTH値が小さく、PTH = 33cm + (身長-180cm)÷2にすると丁度良い様な気がする。まあ、これも一概に身長で決まるものではないので、上記PTH算式はあくまで一つの目安であり、実際のRowing Arcの方で合わせるべきである。