Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

エルゴ講習会:

LBRCの練習後、昼食をたべた後、13時半からT大の学生を対象としてエルゴ講習会を実施した。講習会の内容は、2月8日のログエルゴメーター講習会の内容(予定) - おやじスカラー戸田便りに纏めた予定に従って実施した。以下、特記事項を期す。

  1. 被験者2名による2000m漕を実施:おやじの紹介した準備要領に従い、被験者2名による2000m漕を実施した。おやじはE君(過去ベスト7'33")のCOX役を担当した。E君は予め実施した500m漕*6発の平均タイムが1'47"程度であり、問題なく7'20"((1'47"+2.5")*4=7'18")を切れると確信。他人が設定した押し付けのペースでは本人が確信を持てないので、被験者本人に4つのQuater毎のペース配分を設定して貰った。E君の設定したペースは、①1'48.5"、②1'49.5"、③1'50.5"、④1'49.5"の合計7'19.0"。もう1、2秒は短縮できると思ったが、これでも一気に14"更新なので、おやじの紹介した要領のデモンストレーション効果としては十分。被験者2名がW.UPしている間に、今回実施する2000m漕の内容(彼らが準備した内容)を講習会出席者に説明した。その後、予定通り定刻にスタート。前半1000mは設定したペースの通りで進む。3Qに入ると予期した通り少しずつ落ち始める。ここからがCOX役の仕事。「自分で決めたペースだろ、確り守れよ!」と言わんばかりにペースを落とさせないように叱咤激励。何とか予定したペースで1500mを乗り切った。さあ、ここから残り500m残った力(コンスタントとは別の力)を搾り出すために、怒涛の如く応援しまくる。(応援のテンションを一気に上げる)250mを切ったらスパートで上げろ上げろの大合唱。本人は初めての経験でやや躊躇したところが否めなかったが、でも終わってみれば予定タイムぴったりの7'19.0"(ベスト記録を14"更新)を達成した。ヨシ、よく頑張った!もう一方の被験者S君も10秒ベストを更新した模様。後方で見学(応援)していた20名近くの学生も驚くやら、納得するやら、大成功の2000mであった。(でも、おやじからしてみれば当然の結果なんだが。。。2人とも3月末までに7分切ってネ!)
  2. 会議室にエルゴ機2台(Model-CとD)を持ち込んで、漕ぎ方の講習会:漕ぎ方の要領については2月1日のログエルゴの漕ぎ方・留意点 - おやじスカラー戸田便りで説明済みのとおり。また、Forceカーブを撮影した写真で各人へのアドバイスを実施済みなので、その場で希望者を募り、実際に漕いでもらって漕ぎ方のアドバイスを実施した。予めアドバイスをしていた効果もあり、概ね良い漕ぎ、良いForceカーブになっていた。但し、約半数近くの者がフォワード終盤のギャザーが上手く出来ておらず、キャッチの準備無しに「スコッ!」とシートを無造作に出してしまい、キャッチからのドライブが弱い傾向があった。ギャザーはキャッチからブレードで素早く水を捕まえるための基本動作だが、まだイメージが出来ていないものが多い。おやじが以前作ったストレッチャーへの荷重をイメージした図を参考に、エルゴでロングを漕ぎながら、ギャザーのイメージを改善して欲しい。
  3. エルゴマシンのメンテ:メンテ要領について実機を使って要領を実演した。頻繁に使って消耗の激しいマシンであるにも拘わらず、殆どメンテしていない実態が浮き彫りになったが、今回、メンテすべきポイントを紹介したので今後は確りやってくれるだろう。参考までに、マシンの仕組みを知って貰うため、マシン本体のシャフトに内蔵されたチェーン巻取り用のショックコード(ゴムロープ)の構造と、増し締め要領を見せた。また、ファンドラムの籠を外し、更に、中のドラムを外してドラム(フライホイール)の現物を見せた。(敵=エルゴの構造を知ることも重要)

エルゴ講習会の締めくくりとして、「漕ぎ方、Forceカーブの改善、および体力増進の意味で、冬場にはエルゴのロング漕をドンドン漕ごう」ということを学生に伝えた。東商戦までにクラブ全員の平均(2000m漕)で、10秒以上短縮することを期待したい。(未熟な漕手が多いので、十分その余地はある)
以上