Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

3)マシンのメンテ:

C2エルゴマシンを購入した際にユーザーマニュアルが添付されているので、基本的にこれの通りメンテすれば良い。ユーザーマニュアルを無くした場合は、C2のHPIndoor Rower - Support and Service | Concept2にあるマニュアルのPDFファイルをダウンロードすればよい。
(1) 毎回の使用後の要点:

  1. ハンドルを静かに元に戻す。ストレッチャーの直ぐ上のフックは一時的にハンドルを掛ける場所であり、使用後はここには掛けず、四角いプラスチックの枠までハンドルを戻す。(漕ぎ終えた後に、スパッとハンドルを離してハンドルを四角い枠にガチンとブチ当てるような選手はエルゴを使う資格無し。)
  2. レールに付いた汗や埃を雑巾等で綺麗に拭き取る
  3. 使用中にマシンの異音や違和感を感じたら、何処に原因があるのかを確かめ、自分で修復で可能ならその場で修理する。修理できない場合は、エルゴマシン管理者にその情況を報告する。マシン管理者は情況をチェックし、修理する。手に負えない場合は、業者(戸田ではミネルバエルゴメーター特価販売中!129000円!!|ボートハウス ミネルバ)に相談する。

(2) 定期点検
1ヶ月に1度程度、マシン管理者は手分けしてマシンの情況をチェックする。使用頻度が高いと各部のボルトやネジ類が緩んでくるので早めに増し締めすること。緩んだまま漕ぎ続けると復旧不可能なダメージに至るので緩みは禁物。また、必要ならパーツ交換や修理を行う。よく見かけるマシンの整備不良の例:

  1. レールと本体の連結部分のボルトナットの緩み。:緩んだまま漕ぎ続けるとボルトの通し穴がバカバカに広がって使い物にならなくなる。早めに増し締めする。
  2. マシンの各部の組立ネジ類(ボルト):C2マシンの場合、6角レンチで締めるネジが使われているが、これが緩んだまま使用しているのを見かける。直ぐに締めれば問題ないが、緩んだまま使い続けると、本体自体が歪んでしまう。
  3. チェーンのオイル注し:月に1回程度はマシンに付属の専用オイルをチェーンに注す。オイルの付け方はオイルの瓶に要領が書かれている。錆付いたチェーンでは良い記録は出ない。
  4. ストレッチャーストラップ:これは消耗品であり、確り固定できなくなったら新品と交換する。
  5. シートのコロ長期間使用するとレール上面の2個の大きいコロが磨り減り、下の補助コロとの遊びが大きくなってシートがレール上で左右にガタつく様になる。この場合は、レール後端の脚を六角レンチと11mmスパナを使って取り外し、レール後端からシートを外す。シートの下側にある補助コロを取り外し、3つある取り付け穴の1個前方の穴に付け直し、遊びを少なくする。1個でダメなら2個前にずらしてガタツキを減らす。それでもダメなら、シート上面の後ろの方のコロを2つある穴の内、前方の穴に付け直す。それでもダメなら新しいコロに交換する。(2個で5880円)尚、シートを取り外したついてに中にあるベアリングにオイルを注すと滑りがよくなるこれも消耗品でありシートの滑りが悪くなった場合は、シートを取り外し、新品と交換する。
  6. ショックコード:ハンドルを巻き戻すために本体の中にショックコード(ゴムロープ)が内臓されている。これも消耗品であり、ハンドルの戻りが鈍く、フォワードでチェーンが撓むようになったら、ショックコードを新品と交換する。
  7. モニターの電池:使用し続ければ電池が消耗する。消耗した電池は即座に交換する。計測中にバッテリーが切れて計測不能などになったらマシン管理者の責任。

(3) その他
クラブのマシン管理者では修理不可能でも業者(エルゴメーター特価販売中!129000円!!|ボートハウス ミネルバ又は、http://www.starline.co.jp/sports/concept2/index.html)に頼めばどんな故障も修理可能。故障しているのに、我慢して使い続けるのが最悪のパターン。その内、業者でも修理できなくなってしまう。以下、修理や部品交換の参考例:

  1. チェーンの錆付き:赤錆で真っ赤になったチェーンは、もはや新品と交換すべき。自転車チェーンの交換ができる人間ならエルゴのチェーン交換は簡単なもの。
  2. ハンドルの交換:Model-Cの木製ハンドルは幅が小さくて漕ぎ難い。Model-Dのプラスチックハンドル(8400円程度)に交換すればModel-Dと同じ快適さになる。
  3. フライホイールのガタツフライホイールはエルゴの心臓部であり、この部分の不調は業者に相談するのが無難。機械音痴がフライホイールを分解すると再組み立てできなくなる可能性あり。
  4. ストレッチャーの故障:ストレッチャーも消耗品。長年使って壊れたらストレッチャーの新品パーツを購入して交換すればよい。
  5. レールの損傷:レールのステンレス板の傷だけなら、ステンレス板を講習して交換すればよい。しかし笑窪ができるほどの変形はレール本体の変形であり、これはレール本体ごと交換する必要がある。もしクラブに使用していない健全なレールがあればこれと交換しても良い。(Model-CとDのレールは基本的に同じ規格のはず。違うのは塗装だけ)

マシンはボートやオール同様に大事に使おう。
以上