Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

日ボの公認コーチ育成状況:

母校T大OBの中で、本公認コーチの資格を得ている者を知らないので詳しい事は分からぬが、どうやら公認コーチを受講するのは、高校ボート部のコーチが多い模様。日体連のコーチの解説にある通り、国体の監督は公認コーチが望ましいということもあり、高校のコーチが積極的に資格を得ようとするのだろう。おやじの推察だが、公認コーチを取得した高校チームの戦績が向上し、他の高校も口コミで受講して資格を得ようとする者が多いのだろう。地方に住んでいて、中々、情報が得られないのでコーチ講習会の場で最新の技術情報を得ようとすることもあるかも知れない。高校コーチに公認コーチが普及することで、最近の高校ボートは、昔に比べると物凄くレベルアップしている。公認コーチ制度の成果と言って良い。(昔は間違った教え方で、悪い癖がついて大学では通用しない漕手が多くいた)
一方、大学ボート部の方は、卒業したOBがボランティアでコーチをするケースが殆ど。特に旧国立大学の場合、大学からボートを始める部員が多いので、国体にはあまり縁が無い部員が殆ど。従い、一般知識として公認コーチの存在も良く知らない。また、上記でおやじが書いた通り、日ボが公認コーチに関する目的や方針を明確にしていないこと等もあいまって、大学ボート部コーチの公認コーチ研修の受講が余り盛んでないのだと思う。サラリーマンが多いので、最初に述べた様な長時間拘束される研修会には、なかなか参加出来ないということもあろう。
予断だが、高校から優秀な選手が戸田の強豪私立大学ボート部に推薦入学しているが、高校スカラーのレベルがアップしているにも拘わらず、意外に大学エイトのレベルがおやじが学生の頃とあまり大きな差が無い。(昔から、エイトは6分を切ったり、切らなかったりのレベル)艇やオールが大幅に改善されていることを勘案すると、寧ろレベルが低下している部分もあるのかも知れない。この辺り、公認コーチ制度の成果でレベルアップした高校コーチの方から見ると、「俺が育てた優秀な選手を大学ボート部が潰している」という風に見えるのだろう。そういう声が良く聞こえるということだ。幸か不幸かT大にはそういうシチュエーションは殆ど無いが。。。