Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ハンドルの持ち方(グリップ)について:

おやじも長年コーチングをしてきたが、フェザーリングとスクェアリングが上手く出来ない者は、正しいハンドルの持ち方が出来ていない事が多い様だ。テキストには、ストローク中に効率よく力を伝えるために手の甲を水平に保てと書いてある。確かにそうだ。しかし、テキストを書いている著者がフェザーワークの重要性を認識していない様にも思う。Sweepでは、アウトサイドハンドがストロークをコントロールし、インサイドハンドはフェザーをコントロールするのである。従って、インハンドはフェザーをコントロールしやすい様にグリップすべきである。素早いフェザー、素早く正確なスクェアリングをする為に一番良い持ち方をすれば良い訳だ。個人差で微妙な違いがあろうが、おやじの場合はインハンドを少し巻き込み気味に持つ様にしている。世界選手権で常に優秀な成績を収めている超一級の漕手を見ると、やはりインハンドを少し巻き込み気味にグリップしている。
アウトハンドについては、セオリー通りに手の甲を水平にしてハンドルのグリップエンドを持てば良い。アウトハンドは手をグリップエンドに引っ掛けるが、決して握り締めてはならない。フェザー中は、アウトハンドの中でハンドルを自由に遊ばせるという事だ。