Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ローイングの基本:

ローイングにおける体の使い方というのは、漕ぎ手のレベルに関係なく、大きな意味での理論は同じだと思う。(クラブ毎、クルー毎に特色が出るのは、リギング設定やリズムの違い)

  1. 体の使い方:エルゴ(特に30分以上のロング漕が良い)で良いタイムが出る様な体の使い方をする。但し、艇上でも通用する体の使い方をすることが前提。(ストローク中やフォワード中にハンドルが上下にブレる様な漕ぎ方では、乗艇では通用しない)
  2. 上記を前提として、エルゴの記録が向上する様に筋力、心肺機能、及び柔軟性を改善する。体が出来ていない者については、筋力を改善するのは陸トレが効果的。ある程度出来ている者は、エルゴを漕ぐだけでも鍛えられると思う。
  3. ブレードワークの基本を理解する:これはボート関係者なら誰でも知っていることであり、ここで解説する必要もないが、ブレードワークに関するおやじの理解は下図の通り。
  4. 基本に忠実に漕ぐ:これが巧拙の分かれ目。出来るものは直ぐに出来るし、出来ない者はなかなか上達が覚束無い。(出来ない理由の一つに正しい基本を理解していないというのもある。)体力が足りないとローイングは基本通りに実践出来ないとも思う。特にフィニッシュ周りは足腰の他に腕と肩甲骨周りの筋群が確りしていないと上手くコントロール出来ない。この辺り、トップクラスの漕手でも日本人の場合は基本どおりに出来ていない者が多いのが残念。おやじの知っている範囲では、水泳や柔道等格闘技系種目出身で上体がある程度確りしている漕手は、ブレードワークの上達が早い様だ。やはり、腕と腕周りの筋群が確りしているからだろう。