Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

脚蹴りの定義:

おやじが東大ボート部に入ったばかりの頃、先輩のトレーナーから教えられた脚蹴りの具体的なやり方・定義は以下の通り:

  1. レースの勝敗を決めるのは、コンスタントの1本1本であり、脚蹴りは瞬間的な戦術に過ぎない。
  2. 脚蹴りストローク中はストレッチャーを脚で思い切り強くで押し、水中を強く押して加速する。
  3. 脚で押す強度は残りの距離に関係なく、その時発揮し得る全力で押す。(絶対に力を加減しない)
  4. フォワードのリズムは変えずに水中だけ強く押す。(強く押した結果、フォワード速度が一緒でもレートは若干上がる)
  5. 脚に乳酸負債のダメージが残るので、脚蹴りは両刃の刃であり、決まらないと逆効果である。(無闇に脚蹴りを入れてはならない)

上記の定義に記載の通り、フォワードは変えずに水中のみ全力で押すので、脚蹴りは極言するとレースの途中で陸上の3段飛びをする様なものである。これがおやじの考える「脚蹴り」であり、ボートを始めた時から現在に到るまで、おやじの脚蹴りの定義は変わっていない。