Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

体重換算値A2について:

上記の通り、換算値A2は、漕手のエルゴ漕破速度(m/分)をエイトに於ける漕手1人当たりの排水量で無次元化した数値である。以下、この換算値A2を実際のエルゴ記録に適用した例を示す。
<例1>

  1. 2000m漕を6'37"で漕ぐ75kgの漕手の換算値A2は次の通りとなる。 A2=(2000m/6.617分)/(75kg+22)^(2/9)=109.36
  2. この換算値のみで評価するのも良いし、クラブの評価基準を、例えば、体重70kgでの記録で評価したいのであれば、70kg換算タイム=2000m/(109.36*(70kg+22)^(2/9))=6.695分=6'42"となる。

<例2>

  1. 20分漕で5707mを漕ぐ75kgの漕手の換算値A2は次の通りとなる。A2=(5707m/20分)/(75kg+22)^(2/9)=103.25
  2. この換算値のみで評価するのも良いし、クラブの評価基準を、例えば、体重70kgでの記録で評価したいのであれば、70kg換算タイム=20分*103.25*(70kg+22)^(2/9)=5640mとなる。

<例3>

  1. 10月29日ログに記載した距離と艇速の関係を用いて、20分漕5707Mの選手の2000M漕換算値を推定する。上記例2のデータより:A2(2000m)=103.25*(2000/5707)^(-1/18)=109.44となる。
  2. 2000m,体重70kgのタイムに換算すると:2000m/(109.44*(70+22)^(2/9))=6.690分=6'41"となる。


以上