Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

荒川スカル乗艇&藻対策フィン装着

oyajisculler2018-05-11

今日は午前中、東大艇庫へ行き、スカル乗艇。
戸田コースは午前中、埼玉県主催の高校生レースが開催されているので、荒川へ出艇。

9時過ぎに岸蹴りしたが、丁度、シニア日本代表チームの乗艇練習も荒川で行われていた。丁度これを追うような形で乗艇した。
今日の荒川は、9時頃に下げ止まり、その後徐々に上げ潮になった。但し、今週半ばの雨の影響が未だに少し残っており、大曲り上流の方は、上げ潮より川の流れの方が速く、往路は、殆ど流れが無いような感じ。
一方、復路の時間帯になると、上げ潮が速まり、流れは下から上へ上がっていた。

一方、風は南風。岸を蹴った頃は風速2m程度で穏やかだったが、徐々に強まり、復路を漕いだ時間帯は風速4m程度になっていた。
このため、大曲から秋が瀬下流の水域は、流れと南風が喧嘩して、かなり水面がチャプチャプしていた。

荒川での乗艇メニューはいつもと同じ、W.Up後、笹目から秋が瀬までの往復でP@F付UT漕。その後、笹目から岸蹴り場へ向けて2000mの中間レート漕を実施。

P@F付 低レートUT漕のデータ:

  1. 往路(笹目→大曲、流れはほぼ無く、斜め順風):Ave.2'33.8/500m, SR16.8
  2. 往路(大曲→秋が瀬、軽い流れ(逆流)、強めの順風):Ave.2'33.2/500m, SR16.8
  3. 復路(秋が瀬→大曲、軽い流れ(順流)、強めの逆風、波あり):Ave.2'46.2/500m, SR17.7
  4. 復路(大曲→笹目、流れはほぼ無く、斜め逆風):Ave.2'40.7/500m, SR17.2

無風換算平均:Ave.2'36.8/500m, SR17.0
今日は風が強く、波が少しチャプチャプしていたりして、艇速が伸びなかった。
いわば、ラフコン対応トレーニングといった感じ。

2000m中間レート漕(逆流、強い横風):
南風4m程度と横風が強く、横からの波を受けたりして、漕ぎにくかった。
Ave.2'19.4/500m, SR25.0

<写真>
 9時16分。岸蹴り。下げ止まり。
 10時04分。秋が瀬到着。水温16度

 10時57分。揚艇。
 潮は上げ潮。
 ポンドには藻刈り作業船が浮いていた。

OB用エイトに藻対策フィンを装着:

藻対策フィンが本日届いたので、OB用エイト:天祐に装着した。
以下、要点:

1.藻対策フィンは、前縁角度45度で、エイトのオリジナルフィン(57度)より前縁角度が寝ている。
  元のフィンはフォア用であり、面積はエイト用より小さい。
  フィン装着後の前縁の角度を計測したところ、43度だった。(フィン取り付け部の船体が2度程度傾斜しているため:45度ー2度=43度)
  元の59度のフィンに比べて、藻が絡みにくいことは明白。
  先ずは日曜日の荒川での乗艇で、バランスや、直進性に問題がないかどうかをチェックしよう。
Empacher製フォア艇用フィンの前縁角度は49度。この前縁をカットして45度に加工。
手前の小さいフィンが今回試作した藻対策フィン(45度)。奥がエイト用オリジナルフィン(57度)

2.因みに東商戦の東大対校エイト(Filippi製F42型エイト)のフィンは、藻対策のため、Filippiフォア用フィンを取り付けた。(レース中に藻が絡むトラブルなし)
  今日、このフィンの前縁角度を計測したところ、42度だった。基部の傾斜が2度なので、フィンの前縁角度は44度程度。
  この艇は東商戦時に、フィン・ラダーに藻は絡まなかったので、今回天祐に取り付けたフィンも藻は絡まないと期待したい。

Filippi製F42型エイトに取り付けたフォア用のフィン。

3.天祐から取り外したオリジナルのフィンをよく見たところ、フィンの先端(下端)にコンクリートで擦った傷があった。
  また、フィンがバウサイド側に少し曲がっていた。
  恐らく、荒川での岸蹴り時にフィンをコンクリート石段に着底して少し曲げてしまったようだ。いつ曲げたかは不明。
  この曲がりだと、バウサイド方向へ曲がるので、天祐クルーのバウサイド負けの原因の一つはフィンの曲がりだった模様。

 天祐から外したエイト用フィン
 バウサイド側にフィンが曲がっていた。

以上