Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

社会人選手権初日

oyajisculler2011-07-02

今日は社会人選手権初日。
天気予報によると、今朝9時の登米市の天気は曇り、風は南東の風1〜2m。朝食を摂り、長沼に着くとやはり南東(斜め逆風)の微風が吹いていた。これでは8分切りは出来ないと落胆。でも1時間ほど出艇準備をしている間に風向きが少し変わってきた。真南(横風)若しくは微かに南西向き気味。これは微順風かもしれぬと僅かな期待を持った。巻頭の写真は、地震の影響で護岸が液状化した長沼の護岸。
さて、出艇。昨年同様、W.Upは6kmを漕いだ。昨日移動してきたばかりなので、本調子とは行かぬが、概ねいつも通り。まあまあだ。W.Up中は、何となく南西方向の風が吹いている様に感じた。即ち、順風。これはタイムを狙えそうと喜びながらスタート方向に向かったが、前の組のスタート辺りから、また、少し風向きが変わって微かに逆風方向(南東)の風向きとなった。
という事で、漕いでみないと風向きがどうなるか分からぬ故、漕ぎ始めてからTTをどう漕ぐか考えることにした。
さて、スタート。TTだし、1位は確実に取れるという事から、リラックスしてスタート1本目を漕げた。ハイピッチはいつもの通り飛ばし、コンスタントへ移行。この辺りで僅かに逆風を感じ、タイム狙いは概ね断念。後は、SR30以上をキープしつつ良いリズムでコンスタントを漕ぎ通す事を狙った。コンスタント入り際で隣のT野氏より半艇身ほどリード。社会人選手権初出場のT野氏も頑張っている模様。500m辺りで約1艇身のリードとなる。このままドンドン差を広げようと考えたが、なかなか艇差が広がらない。1000m通過時で1.5艇身ほど。SR30をキープしており、手を抜いている訳ではない。後半1000mは少し逆風が吹いており、艇速が延びないだけの話。1300m辺りで、T野氏が気合いを入れて漕いでいるのが分かった、僅かに艇差が詰まった様に見えたので、こちらも水中を強めて引き離しに掛かる。丁度、回漕中の審判艇の曳き波がきた。これを利用して少し引き離した。1500mを過ぎ、決勝ならスパートモードに入るところだが、今日はTTなので、そのまま4Qに入った。ラスト250mだけは少しレートを上げつつゴールイン。
下の写真は1800m付近を通過するおやじ本人とT野氏。

タイムは8'14"45。(2位のT野氏は8'19"59) SpeedCoachメモリから拾ったQ毎のラップは以下の通り。

  1. 1'57"0、静止スタート→SR31.5
  2. 2'05"8、SR30〜30.5
  3. 2'07"1、SR30〜30.5
  4. 2'05"8, 2000m=8'15"7 (概ね正式タイムと整合)

下のグラフはSpeedCoachメモリーの100m毎のレート及び艇速をグラフ化したもの。(2011-7-4追記)

楽勝を想定していたが、さすがにエルゴの強いT野氏(6'51")、スカル乗艇の方も強い事が分かった。今日は楽勝にはならなかったが、明日の決勝は、T野氏に対し、今日の艇差(5秒=2.5艇身)より艇差を広げる事を目標とし、取り組もうと思う。(明日の風向きは東南東の風2m)今日は中盤のレートがSR30だったので、後半枚〜1枚高めを狙ってドンドン攻めようと思う。前半1000mまでは、相手を見ず、自分のリズム・ペース造りに専念しようと思う。ラストQは、力を余しても意味がないのでゴール後に動けなくなる位まで追い込もうと思う。

南三陸町の被災地:

長沼のある登米まで来たので、大地震津波被災地を自分の目で見ておこうと思い、昼食後に南三陸町の旧市街地までマイカーで行ってみた。下の写真が、被災地の真ん中で撮影したもの。

TVやYoutube映像で見た状況と同じであるが、地で生の状況を見ると、津波の力の凄さを改めて感じる事が出来た。市街地にあった木造の家屋は全て津波で流れてしまったのであるが、その2〜3km上流まで津波が登り、標高30m位?のところでようやく止まっていた模様。ここまで来たという場所を目の当たりにする事が出来た。
元禄大地震の時には相模湾沿岸も津波の被害に合い、鎌倉の大仏殿も流れてしまったという話。他人事では無い様だ。
明日の決勝は、今年上半期の最大のレース。新たなライバルT野氏を相手に、全力を出し切り、記憶に残る胃レースにしようと思う。
以上