Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

心拍数を使ったトレーニング

oyajisculler2011-02-18

2月16日のログにも書いたが、おやじ本人はVO2 Max値が必ずしも十分でなく、有酸素運動で発揮できるPower=ATレベルが少々低い模様。一昨日はAT漕と称してSR26での2000m漕インターバルを行ったが、未だ十分なレベルではないものの、中々良いトレーニングだった。今後も週1回程度継続してゆこうと思う。

心拍数を使ったトレーニング:

このAT値近傍でのトレーニングを、心拍数を使って管理しようと思う。ネットで検索したところ、心拍数を使ったトレーニングに関して分かりやすく解説したブログを見つける事が出来た。 このブログの筆者は自転車競技者の模様。どうやら自転車競技の分野では心拍数を指標としたトレーニングが一般的に行われている様だ。我がボート競技の方はどうだろうか?おやじ自身がハートレートモニターを使っていなかったから知らないだけで、心拍数をトレーニング指標として使っているチームもあるのかも知れない。
さて、心拍数管理を50歳前後のマスターズ漕手の運動強度と心拍数の関係を試算すると(年齢50歳、安静時心拍数を50と仮定):
最大心拍数= 220 - 年齢(50) = 170、 安静時心拍数=50として、運動強度X%での心拍数(N)は、N = (170 - 50) * X% + 50 となる。
以下、50%〜100%までの10%刻みの心拍数は:

  • 50%; N= 110
  • 60%; N= 122
  • 70%; N= 134
  • 80%; N= 146
  • 90%; N= 158
  • 100%; N=170

これを実際の乗艇練習に適用すると:
1)運動強度レベル50%〜70%の LSD
ボートの場合は、技術練習や途中の給水で運動を一旦止める必要がある。従い、自転車の様に2〜3時間継続する事は難しい。 そこで、LBRCが荒川で行っているライトパドル12分+2分レストのインターバルがこれに相当すると看做す。 LSD漕は、心拍数で言えば、110〜130程度となる。
オフシーズンは、このLSDレーニングを主体とし、漕技と持久力の改善を図ることが必要。

2)運動強度レベル80〜90%:AT漕
AT漕は距離で言えば750m〜2000m程度を、SR30〜34程度で漕ぐインターバルに相当すると思われる。心拍数数値で言うと150前後。マスターズ漕手には結構きついトレーニング。AT漕はシーズン入り前から積極的に織り込んでゆく。現在、2月中旬。そろそろ、これに取組む時期になってきた。LBRCでは短漕20本や30本のインターバルが主体であり、継続時間3分〜7分のAT漕は、あまりやっていなかった。今後は、AT漕をメインメニューの一つとして取組み、パフォーマンスの改善を図りたい。

3)運動強度レベル90〜100%:無酸素最大トレーニン
これは静止スタートからのハイピッチや、SR35以上の短漕インターバルがこれに相当。ハイレートでの漕技・リズム・ブレードワークの改善を目的として、20本や30本での短漕練習も重要。今後は、短漕は強度を上げ、目的を明確にして行く必要がある。

ハートレートモニターによる心拍数管理:

エイト乗艇時の漕手個人の強度管理に関しては、現状、個人の感触に任せているが、個々人のトレーニング強度に対する精神的耐性(我慢強さ)にかなり大きなバラツキがある模様。(当人のエルゴのスコアと、日頃の乗艇中の泡の具合を見比べれば、この辺りは察しが付く。。。)
出来れば、今後は乗艇中の強度について、個々人がハートレートモニターを装着し、心拍数で運動強度レベルを管理してゆきたいと思う。 世の中には様々なハートレートモニターがあるが、乗艇中の心拍数が分かれば良いので、簡単なもので良いと思う。 安いモノは1万円以下で手に入る。早速、おやじはPolar社のFT2(下の写真)という製品を通販で注文した。

今回、ネットで調べて分かったが、海外の通販業者も扱っている。おやじが調べた限りでは英国の業者の価格が最も安かった。海外からの個人輸入となるので、モノによっては関税が掛かったり、納期が遅れたりする可能性がある。直ぐに手に入れたい、或いは、トラブルは避けたいという方は国内の業者から買った方が良いだろう。
以上