Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

荒川で、エイトとスカル乗艇

oyajisculler2010-11-20

今日はHead of the Seta(HoA)1週間前。HoAのシミュレーションを行う予定で戸田へ行った。当初の予定では午前・午後共に1X乗艇としていたが、艇庫で着替えていた所、急遽、エイトに乗って欲しいとの要請あり、午前はエイトに乗る事になった。(午前・午後共に1X乗艇すると飽きるので、艇種が変わった方が良い)

午前:エイト乗艇

午前のエイトクルーは、おやじ以外はHoA当日のクルーに同じ。2週間ぶりのエイト。両舷によるフィニッシュ練習から漕ぎ始めたが、キャッチで前に十分に前に出る事が出来ない。皆さん、フォワードでシートスライドのレンジが短いなと思っていると、3番を漕ぐK林さんが、シートの滑りが悪いと言い出した。川で乗艇中なので、対処のしようがないと、我慢して漕いで頂く事に。。。
W.Upを終え、12分漕を漕いだところ、3/4スライド漕ぎの様な感じで前に出る事が出来ない。そこで、最初の12分漕が終わった所で、#3番にシートを外して貰い、何処に原因があるのかチェックした。どうやらレールの間隔とシートコロのゲージが合っていない模様。同じ事象が以前#6シートでもあった。
どうもシートのコロを固定するボルトが緩んで、コロの間隔(ゲージ)が大きくなってレールのゲージと整合しなくなっていた模様。
応急処置でシートコロの取り付け基部のワッシャーを1枚外してみた。それで漕いでも貰ったところ、シートの滑りが改善したとの事。その後はシートスライドが伸び、クルー全体のレンジが少し伸びた。
エイトの乗艇はいつもの秋が瀬M字往復であるが、今日も秋が瀬からの復路で6kmTT実施。北西の順風の中を漕いだのだが、思うように艇速が伸びない。レートは27で、先々週の26より一枚高めにしているが、艇速は先週より出ていない。今回も1000mから3000mに至る2Qでペースが落ちてしまった。ハーフを過ぎてからは少しペースが上がった。どうも皆さん序盤でペースをセーブしてしまう傾向がある様だ。これではTTの意味がない。結局今回のタイムは23分30秒で前回より30秒ほど遅かった。来週のHoA本番では序盤から飛ばして良いタイムを出して欲しい。

Goten号の整備:

昼食を摂った後、午後の乗艇前に1X自艇Goten号の整備を行った。整備内容は以下の通り。

  1. 船体の汚れ落とし:今年は全日本マスターズ、社会人選手権、HoSと3回遠征したが、この時の艇輸送時に所々、汚れ(ビニールテープなどの粘着材)が数カ所こびりついていた。これをコンパウンドで拭き取った。
  2. レール下のプラスチックシート:サイクス製の1X艇では、レールの下に厚さ3mm程度のプラスチック製シートが挟んである。レール固定の2本のボルトで止めてあるのだが、長く漕いでいる間にシートの中央部が外側へ湾曲してゆく。どういうメカニズムでこうなるのか分からないが、夏場に温度が上がった時にシートが伸びて外側へずれるのかも知れない。何れにせよみっともないので、一端、外し、下に両面テープを張り付けてシートがずれない様にした。

午後は荒川でHoAコースをトレース:

午前中のエイト乗艇(22km)で疲れているが、午後の1X乗艇はHoAレースのコーストレースと、クーリングダウン時にテクニカルドリルを実施。
HoAシミュレーションは、W.Upも本番と同じ内容とし、スタート地点に到着。SpeedCoachで途中のペースを計りながらコーストレースを実施。今日はたまたまおやじがHoAトレースを行っている間は、ウェイクボードに合わなかった。Good Timing。風も殆ど無いし、波は出ない。
タンカーターミナル上流側にあるHoAスタートポイントよりコーストレース開始。今回はSR24で1本1本確り押すイメージで実施。(上げ潮なので、良いタイムは出ない)
逆コースに入らず、且つ、余計に距離を漕がずに済むようにコース取りをしながら進む。進路の目標となる鉄塔などをチェックしてゆく。特に漁船の係留所から笹目橋に至る間は川の蛇行が酷く、コース取りが難しい。時々後方を振り返りながらコースを確認する。汚水処理場の黒い流れとの合流地点を通過する際に、枯れ葉などのゴミの中を通った。このときのインベラーにゴミを巻き込んだ様で、一気に表示される艇速が遅くなった。もうこうなると艇速表示は意味がなくなる。その後はレート表示だけをみながら進む。(晩秋は荒川の水面には枯れ葉が多くなり、今回の様な問題が起こりやすくなる)
今日は大潮で、夕方は丁度満潮時刻で水位が上がり、荒川の両岸は垂直護岸となって、ずいぶん前にウェイクが残した波が、いつまで経っても消えずに残っていた。特に笹目水門から笹目の観測塔に至る水域は川幅がじょうご状に窄んでおり、波のエネルギー密度が増幅され、波やウネリが増幅される。
笹目水門を過ぎると波も収まり、また、Good Conditionに。中大艇庫裏手でまた水路が窄み、水面の波やウネリが増幅し、漕ぎにくくなった。ラストは、戸田橋の橋脚に激突せぬ様にコース取りしながら進む。ゴール前も安全の為に一度は後方確認が必要だ。
コーストレースが終わった後は、ノーフェザー漕ぎでゆったりクールダウンをして本日の乗艇終了。
夕刻は、T大コーチのABを招待して、K林さん、おやじの3人でビアパーティー。3時間半ほど、楽しく語らい(英語)、鱈腹飲んだ後で帰路についた。
今日も一日ボートライフを満喫した。
以上