今日は、荒川の上流にある彩湖に行った。彩湖は荒川の笹目橋の直ぐ上流に位置し、その大きな水門を荒川で乗艇中に見ているが、彩湖を訪れるのは今日が初めてだ。
目的は、埼玉県ボート協会が彩湖で開催したイベント「彩湖 Rowing 2010」にJARAツーリングボートを試乗艇として提供するため。JARAツーリングボート開発P/Jは、ツーリングボートの開発を完了したので、3月末を持って開発作業を終了する。従い、今回の試乗会を持って、P/Jチームは解散。関係者の皆さん、ご苦労様でした。
(今後のJARA−TBの型式承認申請については、日ボ医科学委員会の通常業務として検査を行う)
さて、右上の写真はイベント前に艇の組み立て作業を終え、体験教室参加者を待つところ。今日はあいにくの天気。曇天、しかも気温が低く北風が強いのでジッと立っているとブルブル震える様な寒さだった。下の写真、寒々とした天気が良く分かる。
彩湖は、普段はボートを漕いでいないので、今日は臨時の水面使用を国交省河川事務所から許可頂いたとのこと。ここは以前は水田が一面に広がっていた地域の様で、それを平成の初めころ、荒川増水時の治水事業として調節池として建設されたもの。池の周囲は運動場、野球場やランニングコースが設けられており、一大スポーツ公園にもなっている。(知らなかったが、地元では大変な人気スポットの模様)
笹目橋から秋が瀬鉄橋までの荒川に沿う形で調節池となっており、全長は2km近くある。丁度中間に橋が掛かっていて、そこにフェンス状のブイで上流側と下流側に分断されている。でも上流側だけでも1000m以上あり、1000mの直線コースは容易に設置できる大きさがある。
彩湖 Rowing 2010 ボート体験教室:
暫く待つと、ボート初心者と思しき社会人の方々が会場に到着。早速、ボートに乗り込みボート体験教室スタート。JARA-TBには、北京五輪日本代表のK倉選手がコックスとして乗艇。下の写真は岸蹴りしたばかりの当該クルー。
暫くすると、戸田市長が登場。主催者埼玉県ボート協会のW田さんがメガホンで乗艇中の艇を市長の前に呼び寄せた。市長より本イベントをキッカケに彩湖でボートをドンドン漕げるようにしてゆきたいと、力強いお言葉あり。暖かくなったら、彩湖で恒常的にボート教室が開かれる様になれば、ボートに人気が出ると思う。これぞ正しくボート人口増大、ボート普及の取り組みとなるだろう。下の写真は神保市長とその話を聞きいる参加クルー。
午前中のボート体験教室を終えたところで、昼休み。寒空の下、じっと立っていたので体が冷え切ってしまった。午後部の中学生試乗会が始まる前に、イベント関係者+日ボ関係者(T理事長、O形理事、おやじ本人)でクルーを組み、係留されていたツーリングボートで彩湖を一周してみた。
その場で組んだクルーだが、流石、ツーリングボート、特に違和感なくローイングを楽しむことが出来た。漕いで一周したので彩湖の様子もある程度頭に入った。
以上