Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

T大ジュニアとの並漕;

先週、POTOMAC号のフィンが外れてしまい、交換用のフィンが来週にならないと届かないので、今日はもう一方の光号での乗艇。出艇前にワークハイトのチェックをすると、随分低かった。17cmにしたいが、ワッシャーでは調整出来ない範囲。困ったなとリガー取り付け穴を見たら、もう一つ上げられる事が分かり、リガーを取り付けなおした。この艇は普段、50歳代のクルーが使っているが、良くまあこんなに低いワークハイトで漕いでいたなという感じ。恐らくリギングに無頓着なのだろう。
艇に乗り込むと船体の中央部は幅が広く、如何にも安定感がある。今日は風が強いので川面も少々波だっていたが、安定性の良い艇なので、割と波の影響を受けずに漕げた。
さて、今日はT大ジュニアエイトとの並漕練習。メニューはパドル20本*5セット*4、合計400本。予定では並べる前にライトパドルのロングを入れて体を温めるつもりだったが、前述の通り、リギング調整に時間がかかり、いつものW.Upメニューが終わると待ち合わせの時間になってしまった。
ジュニアクルーが笹目橋を越えて上がって来たので合流。並べようと横につけるとジュニアクルーが何やらキャッチの姿勢を取ってモソモソ技術練習をやっている。本番練習に入る前のW.Upの組み立て方が分かっていない様だ。Warming Upとはその言葉の通り、本番練習に入る前に体を温める事が目的。今は気温の低い冬場なので、折角W.Upしても、その後に何分も体の動きを止めてしまうと体が冷えてしまう。これではW.Upの意味がない。冬場は技術練習をする場合でも体を確り動かし、体が冷えないような工夫が必要だ。また、そもそも並べる直前にキャッチ位置確認などしている場合ではない。
さて、少し待たされたが並漕練習開始。最初のダッシュ3本でスッと出たがその後10本目辺りからこちらの艇速が鈍り、スルスルと出られた。今年のジュニアは結構強そうだ。2セット目に入ろうとすると、ジュニアクルーが艇を止めて整調が何やらモゾモゾやっている。「どうした?」と聞くと、ストレッチャーが故障したとの事。どうもストレッチャー周りのネジ類が緩んだまま乗艇していた模様。通常の強さで漕いでいる時には問題無かったが、並漕で力が入ったことでガチャンとやってしまった模様。何とか艇上で応急修理できた。ストレッチャー周りは大きな力が加わる部分であり、日頃から確り整備する必要がある。「日頃からチャンと整備しておけ!」と喧しく言っておいた。
さて、修理した後に並漕再開。今年のJrはエルゴの記録が例年より良いが、乗艇でも水中を確り押せている模様。OBクルーが頑張っても思う様には勝たせて貰えなかった。
5セット終えたところで大曲に到着。北風で大曲付近は結構波が立っていたので、折り返して下へ向けて2ラウンド目開始。今度は順風。エルゴが回らない中年クルー(平均年齢48歳)も順風になると少々やる気が出てくる。漸くエンジンが回り、余り差が開かなくなってきた。笹目橋〜大曲間を2往復するような形で20本*5セット*2ラウンドを実施。最後のラウンドはOBクルーも気合が入り最初と最後のセットは勝った。特に最後のセットは高めのレートで入り、途中で追い上げられそうになると、スパートを入れて逃げきった。この辺りは百戦練磨のOBクルー、気分良く揚艇するには最後を勝って終わらねばならぬと気合が入る。今日は20発並べて、勝てたのは4本ぐらいだろうか?勝率20%。次回並べる時には勝率30%以上に上げたいものだ。
揚艇後のMTGでコックス(学生コーチ)の話だと、「皆さん並べると水中が一気に強くなりますね」とのこと。話を聞いて皆大笑い。まあ、そのために並べて練習している訳だ。

午後はレク艇試乗・試験:

昼食後、三菱艇庫へ出向きレク艇の試乗・試験。今日は桑野造船のオデッセイ艇の試験。先ずはリギング調整を実施。今回は12名と大勢参加したので、試験予定の桑野艇に加えて、もう一クルーは先週試乗したデルタ艇に乗り、両者を比較試乗した。詳しい内容は別途報告。
以上