Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

フィン脱落、LBRCエイトも大蛇行?

午前はLBRCエイトで荒川出艇。艇を水に浮かべ、足を川に漬けると先週までに比べてそれほと冷たさを感じなかった。もう明日は3月、水温も10℃を超えた模様。
岸を蹴って漕ぎだすと、KO大学エイト2杯とすれ違った。春休みに入り対校戦に向けた漕ぎ込みに入っている様だ。
漕ぎ進むと薄日がさしてきた。肌に感じる空気や水の感触から春の兆しを感じることが出来た。まだ両岸は枯れ葉のままだがじきに若葉の緑が見えてきそうな雰囲気が感じられた。
さて、今日のCOXは久々に同期のN部氏。さすが名COXで乗艇中の漕手のブレードワークについてビシバシ厳しいコメントを伝えてくれる。漕ぎ手の方はいつもより小柄な者が多かった。幾分艇が浮いて走りが軽い様に感じた。
定番の両舷フィニッシュワークから始まるW.Upを終え、SR20でのライトパドル12分漕に入る。この間、T大対校クルーやW大女子スカラー軍団や男子対校クルーとすれ違った。今年は春先から荒川に出艇する大学クルーが増えている様だ。HoA開催で荒川利用の啓もう活動をしてきたが、漸く荒川利用が徐々に増加してきた模様。
ライトパドルで漕ぎあがると大曲で急に艇の進路がスルリと曲がり、COXがイージーオールを掛けた。舵効きがおかしいとCOXのコメント。約2か月ぶりの乗艇でベテランCOXも操舵要領を忘れたかな?と思った。
その後漕ぎあがると、カーブで少し大き目に舵を取ると進路がオーバーシュートしてしまう。やや危険な状態だが、大曲から秋ケ瀬の間は他に出艇している艇も無いので、実際上の問題なし。
M時往復で2度目の秋ケ瀬折り返し後は、久々にパドル20本のインターバル実施。SR30〜31の低めのパドル。久々のレースペースということと、やや舵に不安があるのでシーズン中ほどの出来ではなかった。まあ来週から徐々にペースを上げて行こうと思う。
さて乗艇を終え、荒川土手超えの陸送中に問題の舵周りを見てみると、何とフィンが付いていない事を発見。どうりで蛇行する訳だ。フィンが無いとこういう状況になるという事を初めて体験した。我々が使っている艇はおやじがT大のHCをしている時に初めて導入した輸入艇で米国Vespoli社製のPOTOMAC号。プラスチック製の大型フィンが船底を貫通した真鍮製ネジで固定されている。舵効きに異常が発生する前に特段の衝撃はなかったので、長年の使用で真鍮ネジに疲労クラックが入り、ついに今日の乗艇中にプツンと切れてしまった模様。
揚艇後にストローカーJPN社に連絡し、フィンを発注した。生憎在庫が無いということで、Vespoli社に注文するとのこと。取りよせまで1週万程度はかかりそうだ。

レク艇開発;D社艇を試乗テスト

先週リギング調整したD社丸底艇の試乗テストを実施した。テスト内容は

  1. 遠漕中に時として発生する舳先からの縦乗り込み。
  2. 乾舷高さの計測。
  3. イージーオールやオール引き込みでの横安定性テスト
  4. 試漕によるリギング確認および艇の走りの感触確認など。

以下、各々の確認結果は以下の通り。横安定性についてはナックル同等とは言わないまでも前述の縦乗り込みや横安定性は問題ないことが確認できた。艇の走りに関しては、シェル艇とまでは行かないまでもナックル艇より遥かに走りが軽いことを実感。シングルスカルより速いことを確認できた。感触的には少し遅い2X艇並の艇速と言ったところか?
詳細は別途報告。
尚、丸底艇の試漕で12kmを漕いだので、本日の合計距離35km。これで2月の漕破距離201km。何とか200kmを達成。

T大新人トレーニングに関するMTG;

先週に引き続き、新人育成に関するMTGを実施。今回は新人が初期に導入する艇種と夏の新人学内レース距離、そして秋の新人学内レースの要領に関して話し合った。重要な話なので今回はHCのY野氏に話を聞いて頂いた。
新人学内レースの艇種、距離や実施時期については、昭和50年代以降の実績について調査し、一覧表を作成して紹介。ああだこうだ言う前に事実を淡々と整理すると過去の変遷の過程がハッキリ浮かび上がる。夏の新人学内レースに関しては元々T大は本格レース距離の2000mで実施していたが、10年程前に、2000m解放日と合宿日程の折り合いが付かず、距離を1400mに短縮したことがあった。これがキッカケになり長年培ってきた新人最初のレースから本格レース距離の2000mで実施するという文化が途切れてしまった模様。良い伝統を再構築すべく2000mレースを復活する方向とした。(そもそも戸田で2000mレースを出来る環境にあるのに。。。)
艇種については、初期導入期にナックルシックスを使ってスイープを漕ぐことを長く継続してきたが、やはりボート導入にはスカルの方が適切であること。また、ナックル艇は重く川への陸送だけで時間及び労力が掛かり過ぎる。そこで高校生が新人初期から4X+艇を使うという実績に習い、T大もナックルは使わず、初期から4X+艇を利用する方向で準備を進めることとした。
秋以降に関しては、4X+艇でそのまま続行するか、従来通り、スイープの8+に移行するか迷うところではあるが、国立大ライバル校が新人を新人戦8+に出漕させている現状を鑑み、我々も1年生時からライバル校を意識しながら練習に励む方がモチベーションも上がるので秋は8+という方向になった。
今年の新人トレーニングが待ち遠しい。
以上