Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

瀬田川のOB2マイルレースは年齢HCPを採用

再来週、瀬田川で行われる京大との対校戦OBレースで、現役と同じ2マイル(3200m)のエイトレースに出漕する。過去2回出漕しているが2回とも負けている。今回は相手が23歳前後の大学卒業したての超若手で、こちらは平均年齢45歳。実に年齢差が倍半部。さすがにガチンコレースでは意味がないので、今回から瀬田川での2マイルレースも年齢HCP付きのレースとなった。我々の年齢HCPは、(45歳-27歳)^2*0.02*(3200m0000m)=20.7秒。相手と約5艇身差以内でゴールすれば、こちらの勝ちということになる。
当初は現地で借艇する予定で、京大にお願いしていたが、結局、現地では艇が手配できないという連絡が入った。そこで東大選手の艇と一緒にOB艇も運搬することになった。今回もマスターズレガッタ同様、分割艇「光」を使用する。今日から本番に備えて光を使用。

Stiffシャフトオールを譲り受け;

さて、光用のオールはH16年に学生のお古を貰い受け、ハンドルのラバーグリップ等を交換して使ってきたが、シャフトのスリーブ周りにヒビが入る等、シャフトがヘニャヘニャになってきた。来年度のLBRC予算でオールを購入する予定にしていたが、折角なのでこの京大戦でマトモなオールで出たいところ。
大艇庫のオール置場に、現在使っていないオールが無いかとパトロールしたところ、一昨年対校エイトが使用していたStiffシャフトオールがホコリを被ったまま、置かれているのを発見。学生マネージャーに相談したところ、このオールはシャフトが堅すぎて、練習で使い続けると肋骨の疲労骨折など、体への負担が大きいので今は全く使っておらず、今後も使用する予定無しとのこと。
新品オールを購入するとなると、1本当たり5万円近くするので予算的に結構厳しいものがある。そこでこのStiffオールを一度使ってみて、調子が良ければOBに譲って貰うことで話がついた。
今日は朝30分程早く集合して、Stiffオールをリギング調整して出艇した。以下本オールの仕様及びリギング。

  • ブレード:Smoothie(旧タイプ) + Vortex Edge加工
  • シャフト:Stiff
  • ハンドル:Adjustableタイプ(370〜375cm)
  • オール長:371cmに調整(以下リギング調整後の値)
  • インボード:113cm
  • リガースパン:84cm (はみ出し:29cm)
  • カバー角:ブレードピッチ+クラッチブッシュ角合計値で3度に調整。(ブレードピッチを計測したところ、-0.5〜-1度程度だった)
  • 下の写真は今日使ったStiffオール(左)と昨年LBRCで購入したSmoothie2ブレードオール(右)ブレードの形状が異なるのが分かる。Stiiffオールのブレードは旧型Smoothe+Vortex加工。


午前:エイトで荒川出艇

上記のリギング調整を終えた後、早速荒川に出艇した。W.Upのフォアワーク分漕で早速Stiffシャフトの堅さを体感。分漕の重い負荷でも殆ど撓らない感じで、早速脇腹に負担がかかる感触あり。OBの場合は、せいぜい週1回の乗艇だし、水中も弱いので脇腹を疲労骨折することはないが、学生選手が毎日この堅いシャフトで漕いだら必然的に脇腹を痛めることが容易に推察された。両舷で漕げば分漕の様な酷い負担はなくなるが、やはりオールの堅さが体感できた。一つ良いなと感じたのは静止スタート。シャフトが堅く、水中負荷の大きい静止スタートでもシャフトが暴れないのでオールがコントロールしやすかった。
今日から乗り換えた艇、光は幅が広く船底がフラットなのでバランスが安定しており、漕ぎやすかった。暫く漕ぎ続けるとシャフトの堅さにも慣れ、殆ど気にならなくなった。
W.Upを終え、LP 12分漕で上流に向け漕ぎ進む。秋ケ瀬の手前で折り返し、パドル20本のインターバルに入った。2セット目辺りだったろうか、何やら流木にしては妙な形のものが浮いているなと思いつつ、良く見ると人間の水死体だった。長いこと荒川で漕いできたが死体を見たのはこれが初めて。そのままにしておく訳にも行かないので、COXに警察に通報させた。こういう場合、警察は発見者の氏名・住所・電話番号など細々と確認する様だ。電話連絡のため10分ほど練習を中断することになった。警察への通報を終えたの後、練習再開。今日のメインメニューは2マイルを想定した12分漕*2発。1発目はSR30、2発目はSR32とした。30オーバーでの12分漕は今年初だが、艇のバランス安定性が良いので概ね良い練習になった。2発目はSR32を守れず中盤31まで落ちたがまずまずの出来だった。
蒸し暑さで水分補給が進み、1リットル持参した水を全て飲み干して乗艇終了。この季節、水分摂取は重要である。

午後も1Xで荒川出艇;

昼食を摂り、一休みした後、1Xで荒川に出艇した。午前中に比べると南の風がやや強くなったが、まあまあのコンディションだった。午前の乗艇である程度疲労しているので、午後の1X乗艇はSR20程度の低レートでのLSDとした。フォーカスしたのは体幹を確り立ててバランス及びブレードワークを確りキープすること。
復路、笹目橋を超えると大型クルーザーやウェイクボードの立てた曳き波で漕ぎ難く、体幹を確りキープするのが難しかった。
1Xの荒川乗艇は、殆ど体幹レーニングと言った感じだった。
以上