Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

マスターズ遠征帰りの後片付け;

先週、愛知池に輸送した分割艇エイト、光号。今日は船体の接合及びリガーの取り付け作業を実施した。本艇の分割・接合作業は、今回の愛知池遠征で4回目になり、もう手順は慣れたもの。ずいぶん手際よく出来るようになってきた。分割・接合時のポイントは以下の通り;

  1. 艇を水平に置くために高さが異なる2セットの馬を準備する;分割断面部は船体の中央付近にあるため、艇の幅及び喫水が深い。従い、やや背の低い馬のセットを分割部付近に置く。そして幅が狭く喫水の浅い船首・船尾の部分には背の高い馬を置く。こうすることで艇を水平にく事が出来、分割・接合がスムーズにできるようになる。
  2. 接合前に分割部分の断面にグリスを薄く塗布する;最近の新しい艇は断面部分は全てFRPで出来ている様だが、古い艇は断面の隔壁部分が木製の合板で出来ている艇が多い。分割部分は確りボルト締めしても水が浸みこみ安く、長い年月使用していると断面の合板に水がしみ込んで合板が水膨れして腐ってしまう事がある。対策として接合時に断面隔壁部に水が浸入しない様に防水対策としてグリスを薄く塗布する必要がある。(結構知らない人が多い)今回は、Rowing Centerでグリスを購入し塗布して接合した。

エイトで荒川出艇;

光号の接合、リガー取り付け後の後、艇の確認の意味も含めて同艇で荒川に出艇した。雨が降っており肌寒かったが、水面のコンディションは申し分なく、良い練習が出来た。クルーはいつもと異なるメンバーだったので、最初のうちは漕ぎが合わなかったが秋が瀬で折り返した辺りから漸く調子が出てきた。先日のログにも書いたが、光号は幅が広く安定性が良いので、ブレードワークの改善を図るという意味で良い乗艇練習が出来た。光用のオールは旧Smoothieブレードのオールだが、ややブレードが浮きやすい傾向がある。(カバー角は3.5〜4度の設定)ブレード一枚をキープするという意味ではPOTOMAC号で使っている新型のSmoothie2ブレードの方が一枚決まりやすく漕ぎやすい様だ。
以上