Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

強風の中、戸田ロングレース

oyajisculler2007-02-04

今日は戸田ロングレース。45歳以上1Xと、45歳以上8+の2レースにダブルエントリーで出漕した。
10時頃に戸田に到着すると、天気予報通り北西の強風が吹いて、ゴール付近は今にも白波が立ちそうな感じでチャプチャプしていた。(Yahoo天気予報によると、北北西の風8m/sとのこと)

荷造りテープで即席波除け:

昨年末の24km耐久レースもラフコンで大変だったが、今日は同じようなコンディション。年末耐久レースでは、リガーに当たった波飛沫が艇内に浸水して大変だった。これを教訓として今日はリガーに波除けを貼って出漕した。波除けは右上の写真の通り、リガーに透明の荷造りテープを2枚貼り付けた簡単なもの。ラフコン時に波が当たるのはリガー中央のメインステーの下側のパイプ。ここに波が当たって飛沫が跳ね上がり、艇内に浸水するもの。今回のような即席波除けでもメインステーから発生した飛沫は殆どこれでシャットアウトできる。今日はこの波除けのおかげで艇内に全く浸水しなかった。(効果絶大)

45歳以上シングルスカル(V2):

戸田ロングレースのマスターズ年齢区分はV1, V2, V3の3区分となっており、おやじは45歳以上59歳以下のV2にエントリーした。V2には狩野川のK藤さんが毎年出漕して優勝しているので、今回はKさんとの勝負と思っていた。しかし、本日は審判員試験があるとのことで、Kさんのエントリー無し。あら残念!今日はコンディションも酷いし、勝負相手もいないのでやや拍子抜けの感あり。しかし、ボートはコンディションに拠らず、その場の自然環境の中で如何にベストを尽くすかと言うスポーツ。兎に角、確り漕ぐのみ。V2の中ではおやじが1番スタート。往路は逆風ラフコンの中、突風に煽られながらもSR24.5〜25で淡々と漕ぐ。途中、1250m地点付近で1名を追い越す。1000mを過ぎると逆風が弱まり、漕ぎやすくなった。しかし折り返しの500mに近づくと、何故か酷い逆風に煽られた。競艇場の建物と橋の構造物による局地的な風だろう。
折り返し地点で2Xと1Xが止まっており、これを追い越す様にして早々に折り返した。復路は順風で急に水中が軽くなる。少々ラフコンだが、SR26.5でスイスイ進む。この調子で行こうと思っていた矢先、B-sideのオールが何か柔らかいものに衝突した。何だ?と思った瞬間に大型の黒い水鳥(恐らく川鵜)がバタバタと飛び立っていった。その衝撃でB-sideのオールが少々切れ込み、一瞬艇が止まる。「チクショー、鳥にヤラレタ!」と叫びながら漕ぎ進める。ラスト300mは予定通り徐々にレートを上げて最後はSR30でゴールイン。後続のV2組を引き離したので、1レース目(V2-1X)の優勝を確信。尚、後で確認したタイムは13分47秒。目標タイムの13分10秒には遠く及ばなかったが、今日のラフコンでは已む無し。詳しく見なかったが、高校生1Xの優勝タイムより少し良かったようだった。
(訂正)2月6日にロングレースの結果がネット上で公開された。高校生は14時台スタートの組もあった様で、この結果も含めた総合では、高校生の1位は13'38"、2位は13'53"。従い、おやじのタイムは高校生ランクの2位相当だった。

45歳以上8+レース:

今年の45歳以上8+V2部門のエントリーは、LBRC一杯のみで、完漕すれば優勝という状況。8+レースが行われた15時頃はV21Xが行われた12時過ぎより更にラフコンが酷くなり、所々で波頭が砕けて白波が立っているのが見えた。エイトなので漕げないことはないが、対戦相手がいないと中々限界まで追い込もうという雰囲気には至らず。
W大エイト2杯の後を追うようにしてスタート。往路は強い逆風とラフコンの中を漕ぎ進む。先週から使っている新オールC2 Smoothie2ブレード。今日の様な酷い逆風だと、今まで使っていたSmoothieやBig Bladeは風に煽られてキャッチ前にブレードが舞い上がったりするが、このSmoothie2は逆風時の抵抗が小さく、強い逆風でも、殆ど影響を受けずに漕ぐことが出来た。一方、キャッチでブレードが潜る点に関しては、今日はクラッチブッシュ角を5度にして漕いだが、やはりキャッチ直後にブレードが切れ込む感じがある。慣れの問題もあるが、チームに拠ってはこの感じを嫌がる所もあるのではなかろうか?まあ、おやじの感触では逆風時の操作性やフィニッシュハーフでブレードが浮き難いメリットの方が大きいと思う。
さて、折り返した後は順風でレートも2枚程あがり、淡々と漕ぎ進む。途中ややバランス不安定なところもあったが、無事ゴールイン。V2-8+部門の優勝を確保した。タイムは12分01秒。12分を切れなかったところがキリが悪いがこれも実力の内。来年は強いライバルのエントリーを期待したいところ。

レース後に軽く反省会:

レースが終った後、有志4名で国谷へ行った。店に入るとマスターズ部門のレースに出漕した60歳以上のシニアが大勢いて威勢良く反省会を実施していた。我々は優勝クルーではあるが、40歳台半ばから50歳台の若輩者ということで、ここでは若造扱い。身内で軽く反省会をした後、早々に帰路についた。

以上