Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

荒川の水深計測とコーストレース

oyajisculler2006-11-18

12月3日に開催するHead of the ARAに向けて、今日の午前中は荒川の水深計測を実施。午前中の潮位は、12月3日当日の潮位と概ね同じなので水深計測には最適。(厳密に言えば12月3日の潮位は今日より10cm程度深い) KO大学のモーターをお借りして水深計測することになっていたが、9時に岸蹴り場に来て見ると干潮時刻と重なったため、モーターを荒川に出せそうに無い。丁度乗艇練習のコーチングを終えた一橋大モーターが上がってきた。彼らも今の時間帯はモーターを上げることが出来ない状況。渡りに船とはこの事で、結局、一橋さんのモーターをお借りして水深計測を行うことになった。

水深計測結果:

笹目水位計の水深との対比で行くと、今回のHoAコースでは一番深いところで6m強、一番浅いところで4m前後の水深だった。一般的な傾向としては、相対的に流れが速い、水路が狭場所やアウトカーブ側は、川底が抉られて水深が深めになっていた。以下、11/18 10時の計測作業時の笹目水位0.8mに於ける水深計測結果及び余裕を考慮したブイロープ長さ(A:11m, B:9m, C:7.5m)

  • 赤①(スタート地点):水深4.0m, Cロープ
  • 黄①(外環道橋脚上):水深6.0m, Aロープ
  • 赤②(黒船台前地点):水深4.5m, Cロープ
  • 赤③(漁船係留所前):水深4.2m, Cロープ
  • 赤④(彩湖水門辺り):水深5.0m, Bロープ
  • 黄②(ボート係留上):水深4.7m, Cロープ
  • 赤⑤(ボート係留前):水深5.5m, Aロープ
  • 黄③(笹目橋脚の上):水深6.3m, Aロープ
  • 赤⑥(水位計塔の前):水深6.2m, Aロープ
  • 赤⑦(笹目水門の前):水深5.6m, Aロープ
  • 赤⑧(ジャパンエナジ前):水深4.2m, Cロープ
  • 赤⑨(中大横の括れ):水深4.2m, Cロープ
  • 赤⑩(高圧線下カーブ):水深5.0m, Bロープ
  • 赤⑪(戸田橋ゴール):水深4.5m, Cロープ
  • 黄④(戸田橋橋脚上):水深6.0m, Aロープ

最後にスタート地点でブイ打ちテストを実施した。尚、スタート地点に釣り人が1名おり、我々が釣り糸を垂らした辺りの水面で作業していたら、「あっちに行け!」と怒鳴られた。その後上陸して丁重に挨拶し、12月3日にボートのレースを行う予定である旨を伝えた。怖い釣り人もFace to Faceで挨拶すれば、話の分かる普通のおじさんになってくれる。HoA当日もブイ打ち作業やスタート地点での作業前に一度付近にいる釣り人に挨拶してから作業することが肝要である。

ブイ用アンカーとロープセット製作:

水深計測が終ると、今度はブイ用アンカー&ロープセットの製作作業。計測した水深に応じて上記の通り、長さの余裕も考慮して水深*1.8倍の長さのロープを結び付けたアンカーのセットを製作した。アンカーには使い古しの5kg〜7.5kgのウェイト用プレート、ブイの流れ止め用のカウンターバラストには、同じくウェイトプレートの外れ止め金具を使用。後は洗濯ネットの中にペットボトルを詰め込んだブイ本体をCリングで取り付けるのみ。

午後は1XでHoAコースのトレース:

午前中の上記作業に引き続き、午後はシングルスカルでHoAコースのトレースを実施した。出艇した14時〜16時の間は丁度満潮時刻で午前中の水深計測時より水位が1.2m程高く、笹目水位で2.0mの頃。ここまで上がると護岸が垂直になり、モーターの曳き波が反射して消え難くなる。(HoAの当日は水位が低めなので問題ない)往路はウェイクの波にもあまり邪魔されず、他の艇も出艇していない中、気分良く大曲まで漕ぎあがった。大曲のスタート地点(下の写真の通り、右岸側のコンクリート護岸に赤いラインがあるので分かる)から戸田橋までの6kmをトレースした。いつも漕いでいるコースなので特段の発見はないが、HoAを実施する上で幾つか気付いた点を列記する。

  1. 合計3箇所ある橋脚に注意する必要あり:往々にして岸に寄り過ぎる傾向があり、橋脚の30m上流側に警告用の黄色いブイを投入し更に陸上警戒要員を配置する予定だが、競技者も要所では針路前方を確認する必要がある。
  2. 黒船台から笹目橋の間はコース取りが難しい:この間はS字状のカーブが連続しており、余程気をつけないと逆コースに艇が入りやすく注意すべきだ。
  3. 戸田橋手前1kmも結構複雑なカーブ:上記の笹目橋上程ではないが、戸田橋ゴール手前の1kmについてはコース取りが難しいので、要所で針路前方の確認が必要だ。HoAのブイとは関係の無い、常設のブイが川のセンター左岸寄りに4,5個浮いているが、これは非常に硬いのでぶつかると艇やオールが破損する危険性あり、併せて注意が必要。
  4. 戸田橋のゴール付近も以外に狭いので、ゴールに入る前に一度針路前方を確認すべきだ。

以上