Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

LBRCエイトで2ヶ月半ぶりの秋が瀬往復:

前回、LBRCエイトで秋が瀬往復したのは7月1日。実に2ヶ月半ぶりにLBRC中年クルーで秋が瀬往復した。今回は細長いVespoli艇を使っての久々の乗艇。クルーの皆さんも2ヶ月程乗艇していない者が多かったのでバランスがキチンと取れるか心配だった。でも今日は風も穏やかで気温も25度以下とボートにはモッテコイの天気。漕ぎ出す前のMTGで、下記2点を確認して出艇したところ、概ね気持ち良く漕ぎ通すことが出来た。

  1. 横を見ず、真っ直ぐ前を見て、視線を水平にする。
  2. ハンドルをガンネルに対して平行、即ち、水平に動かし、ブレードの上下動を無くす。

メニューの方は、静止スタートまでのW.Upをした後、SR19前後の低レートLPを実施。最初は2分から入り、ノーワーク2分のレストを入れながら、4分、6分、8分と2分ずつ増やして10分漕まで実施。12分漕の途中でウェイクボードの波を被って中断となった。久々の乗艇なので水中の方は、それ程確り漕げた訳ではないが、概ね安定したバランスをキープし、気持ち良く漕ぐことが出来た。バランスさえキープできれば抵抗の少ない細長い艇の方がスイスイ進むので漕いでいて気持ちが良い。
10月に入れば気温も下がって来るので、ボートの季節到来である。

T大3年生(スカラーと女子)との乗艇:

午前の乗艇を終え、艇庫で美味い昼飯を食べた後、14時からT大3年生スカラー&女子を対象として、乗艇技術に関する勉強会&乗艇を実施。内容は以下の通り:

  1. 一流クルー(2005年のカナダLW4X)の漕ぎをビデオチェック。FWD終盤のギャザーから始まり、ブレード一枚を確り押すミドルとその後のクリーンな離水&ハンズアウェーを見習う。
  2. バック台やエルゴを使って、ハンドルへのぶら下がりや、体重を使って効率よくドライブする点について解説した。(今のT大選手はフィニッシュでの強い押切りを重視し過ぎて、本来一番大事なミドルでブレードに体重を載せる技術が出来ていない模様)偶には昔懐かしいバック台を使ってキャッチの姿勢でハンドルを持った手を確り引っ張って背中・肩・腕が確り伸びる状況を体感させることも重要であることを再認識した。背中・肩・腕が確り伸びた姿勢(下写真の整調やBowの様な上体姿勢)をフォワード終盤で作り、エントリー後に脚・腰でドライブすれば、そのパワーが減衰することなくダイレクトにハンドル→ブレード→艇の加速に繋げることが出来る。

ボートと猫背の関係?:

おやじの自論だが、ボート漕ぎ運動に於いては、一般的には姿勢の悪いと言われる猫背体型の人間の方が、このぶら下がり姿勢が自然に出来る様だ。おやじ自身も猫背だが、ボートの超一流選手(Redgrave, Karpinen, B.Wiliams、Tomins等)は猫背系が多い様な気がする。もともと猫背なのか、ボートを漕ぎ続けた結果、猫背になってしまったのか、或いはボートを漕いでいる最中だけ背中が丸いのか????下の写真はオリンピック2-チャンピオンTomkinsのエントリー直後。よーくハンドルにぶら下がっており、背中が丸い!!!

ロングを漕ぎ込んで、無駄のないスムーズな漕ぎを実現:

その後、4Xを使ってポンドに出艇した。おやじはBowに乗り後ろから指導しながら漕いだ。最初の2周は男子、後の2周は女子と一緒にのったが、何故か女子と一緒に漕いだ時の方がバランスも良く、概ね気持ち良く漕ぐ事が出来た。女子の方が言われたことを素直にやるのと、余計な腕力も無く、体が柔軟なので無駄な力が入らずスムーズに動けるということかも知れない。この点に関しては、エルゴの1時間漕や遠漕等を実施することで余計な力をそぎ落としてスムーズに漕げる様に出来る筈だ。
以上