Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

理想的なブレードワークについて

oyajisculler2006-08-31

昨年の世界選手権のビデオを見ながら、世界トップレベル、特に金メダルを取るクルーのブレードワークの特徴を観察してみた。
基本は水中もフォワード中もブレードを水平に動かすところにある。
その中でも重要な要素が2点ある。
1)フェザーが長く、しかもキャッチ前のブレード高さが水面ギリギリにコントロールされて、エントリー時の戻りが非常に少ない。(世界選手権れべるだとこれは殆どのクルーが出来ている)
2)フィニッシュ回り:押切りの直前までブレード一枚をキープしており、ブレード離水時は上体がリラックスして、スッとハンドルをドロップダウンし、ブレード一枚を離水する。と同時にフェザーターンを完了する。世界レベルでもこの技術については、出来ているクルーとそうでないクルーの差がハッキリ分かる。
昨年の世界選手権では4-のGBRクルー、そしてLM4-のFRAクルーがこのフィニッシュ回りのブレードワークが正確に出来ていた。GBRやFRA、そしてGERの各クルーは、このフィニッシュ周りのブレードワークが全般的に良く統一されている様に見える。やはりこのフィニッシュ周りのブレードワークの重要性を認識し、必要なテクニックとして一環した指導をしているのだろう。
国内でも、毎年優勝する早大のW4X+クルーは、このテクニックが確り出来ている。このテクニックが出来ると出来ないではメダルの色が変わる程の差と言えよう。