Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

予選は好順風で好タイム出た:

40分前に岸蹴り。スタート地点に到着すると女子スカラーの発艇が遅れていた。ローカルレースだし、こういうこともある。W.UPをしていると良い順風が吹き始めた。北西の風なので、観覧席側の5,6レーンが有利。おやじは2レーンで風が弱めで相対的にメリット少ないが、好タイムが出そうという事で気分が良くなる。スパン中心の問題に関しては、今朝設定したものが自然に漕げ、良いと感じた。
さて、スタート。今日は中盤のコンスタントを低めのレート(SR30)1本1本で確り漕ぐと決めていたので、500mまで予定通りに進む。300m過ぎでおやじの2位が確定し、3位以下と水が空いてリラックスして漕ぐことが出来た。500m過ぎると順風を感じたので、好タイムを期待し、少しレートを上げる。ラスト250mからまたレートを上げてSR33〜34でゴールイン。後で確認したところ、タイムは3'50"。目標の3'50"台前半をクリアすることが出来た。最も他の選手も軒並み好タイムを出していたので順風のお陰ということか?

敗復前にスパン再調整:

予選では概ね良い感じで漕げたが、スパン中心に関して今ひとつ確証が持てなかったこともあり、一緒に戸田レガッタに出漕しているO氏の協力を貰い、リガースパン中心を再チェックした。この結果、昨日チェックしたスパン中心に間違い無かった。技術屋のおやじとしては、リガースパンの中心は艇のセンターにあるべきと考え、スパン中心5mmをS-side側へ戻し、艇センターとした。

敗復はスタートで飛ばし、後半バテた:

敗復は4杯レースの2杯上がり。予選のタイムから勘案すると余裕で上がれると判断。(余裕があるので、上記のリギング変更も出来た)折角のレースであり、敗復はスタートから飛ばしてみた。スタート5本の後、力漕を10本入れ、コンスタントも予選より高めにキープした。スパンをセンターに戻した感触の方は、やはり違和感あり、上体に力みが出てバランスやや不安定だった。500mをトップで通過するも2本目のためか、はたまた、前半の飛ばしすぎが祟ったのか、バテテきた。この辺りで敗復2位は確定したので、「もういいか?」と怠け心が出て流し始める。結局、後半抜かれて2位でゴール。明日は予選の戦法で前半は低めのレートで1本1本確り行った方が良さそうだ。

明日の準決組合せ:

明日の準決勝は11時00分発艇。おやじの組は5杯レース。予選のタイムから見ると1人タイムの良い富山の学生スカラーの1位は確定の模様。残りの選手は予選のタイムから見ると4秒以内にいるので、4杯で2位争いをすることになりそう。おやじも若いスカラーに混じって何とか2位争いに加わりたい。

クロスオーバー時のリギング変化と補正:

上記の通り、予選と敗復でスパン中心を変えて漕いでみた。感触では、5mmスパン中心をB-side寄りとした方が漕ぎやすかった。艇中心にスパンを合わせた敗復では、クロスオーバー時にB-sideハンドルのオーバーラップが大きく感じられ、違和感があった。1X艇では誰でも多かれ少なかれ、クロスオーバー時に艇をS-sideに傾けて漕いでいる。艇を馬に乗せて艇を傾けると分かるが、上がった方のリガー(B-side)はスプレッドが小さくなり、下がった方(S-side)はプレッドが大きくなる。これを図学的に解析してみたものが下の図。クロスオーバー時の艇傾斜を1度とした場合、スパンの中心は4mm(オールの太さまで勘案すると5mm)ほどS-sideに移ることが分かった。明日の準決勝は、この解析結果に基づき、リガースパンの中心をB-side側に5mmシフトして、クロスオーバー時のリギング変化を補正して漕ぐ予定。(リガースプレッドで言えば、B:79+0.5=79.5cm, S:79-0.5=78.5cm、合計158cm = 予選時の設定に戻す)