LBRCエイトの乗艇練習は殆ど荒川で行っている。荒川の四季折々を楽しんでいる訳だ。
さて、荒川の秋が瀬取水堰以下の下流は、東京湾の潮の干満の影響を受けて水位が変動する。特に大潮の干潮時には、普段使っている岸蹴り場のブロック段より下の川底が顔を出す。時間帯や潮の引き方で微妙な差があるが、川底の砂地が出るかどうかぐらいの水位の時が一番危ない。岸蹴り場の前は結構大きな石等が所々にあり、下手をすると、これに船底やフィンが当たって、擦り傷や凹み等の損傷を起こす危険性がある。また、悪ガキがガラス瓶などを割り、これを川に投げ込むことがあるので、川底を歩いた時に足の裏を怪我する恐れもある。そこで大潮の干潮時に川浚い(かわさらい)をすることにした。
春の大干潮時は岸蹴り場の前の川幅が半分以下になる:
春の大干潮時刻は大きく潮が引いて、普段顔を出さぬ暗礁や古い杭が顔を出す。また川幅も半分程度になってしまうので、出艇は避けた方が良い。
おやじがT大HCをしていた頃、偶々乗艇時刻と春の大干潮時刻が重なったことがある。岸蹴り場の前の川幅が半分以下(1/3位だった印象あり)になり、岸蹴りできるところまで延々と川底を歩いていった記憶あり。こういう時は、予め潮汐を調べて干潮時は避けるのが賢いやり方だが、当時はインターネットなどと言う道具は普及していなかったので、こういうこともあった。しかし、大きく潮が引き、川底が大きく顔を出した荒川を見るというのも良い経験だ。