Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

風・波の穏やかな荒川:乗艇練習内容も上々

oyajisculler2006-02-19

今日は風が弱く、波も殆ど無く、最高のコンディションの中、荒川で秋が瀬橋往復を実施。先週からメンバーが3名入れ替わったが、今年に入ってからの乗艇では一番バランスも良く、気持ち良く漕げた。やはりボートの基本は合わせる事とバランス良く漕ぐことだ。

出艇前の確認:

出艇する前に、2月15日のログキャッチ時の上体姿勢:おやじの考え - おやじスカラー戸田便りで述べたキャッチ前の姿勢について確認した。キャッチ前に体軸を大きくリガーサイドへ傾けると、バランスが崩れるので、極力体軸はセンターをキープしようということ。また、エルゴを使ったバック台で、フィニッシュ引ききりからハンズアウェーを1モーションで出すことを確認した。

メニューは先週と同じ:

  1. 往路:先ずフォア漕ぎや技術練習でW.Up。その後、静止スタート練習を実施。W.Upの中で、先週よりバランスが良いことを実感できた。W.UP後にLP4分、ライトワーク2分のインターバルで秋が瀬橋へ。
  2. 復路:秋が瀬橋で折り返して、パドル練習を実施。パドル10本*2セット、20本(SR30〜32)*3セット、パドル30本(SR30〜31)*2セット。その後、戸田橋までLP4分のインターバル。

オール振り角の調整(ストレッチャー位置調整):

往路のLP中、泡空きの間隔を見ていると、B-sideの#5と#3の泡が大きく離れていた。LBRCエイトでは必要最小限のレンジという意味でキャッチ角50度、フィニッシュ角30度となる位置に、ビニールテープでガンネルにマーキングしている。(一流選手は55度+35度の合計90度だが、LBRCの中年漕手ではそこまで大きく漕げないので已む無くこうしている。尚、LP等の低レートではキャッチは50度より前に出る様に努力している)このフィニッシュ角30度を合わせる目安として、ストレッチャー位置(PTH)を漕手の身長に応じて調整する簡易算式:PTH=35cm + (身長 - 180cm)/2を用いているが、実際乗艇してこのストレッチャー位置でフィニッシュ角30度が取れていない者が数名いた。そこで、往路のLPの途中で艇を止め、フィニッシュ角が30度を確保できる様にストレッチャー位置を微調整しなおした。エイトの内、約半数がストレッチャー位置を修正した。(今後は、自分のPTH値を頭に叩き込んでおいて欲しい。)
ストレッチャー位置修正後、LP4分漕を継続したが、オールの振り角を合わせた後は、バランス、リズムともに改善した。振り角を合わせることも、ボートの出来・不出来に大きく影響するということだ。復路のパドル練習も概ね良いバランス・リズムで、今年の1月以降の乗艇では、最も良い出来だと感じた。

パドルもリズム良く漕げた:

40代の中年クルーでパドルを漕ぐと、水中のドライブが弱いためか、メリハリが上手く出せず、フォワードでも忙しなく動いて、レンジが切れ気味というのがこれまでのパターンだった。ところが今日はコンディションが良かったのと、バランスが安定したお陰で、久々にパドルでリズム良く漕げた。SR30〜32ではあるが、前に確り伸びてキャッチ前のブレード高を水面ギリギリにコントロールして一番遠いところで水を掴み、フィニッシュまでネットリ水平に押し続けるイメージを少し出すことが出来た。また、今日はキャッチの姿勢も含めた漕ぎ方のイメージを自分なりに幾つか試してみた。

  1. 肩を回転し、アウトサイドハンドを確り長く前に出す様にすると、キャッチレンジが伸びる
  2. おやじの様にクルーの中で相対的にレンジの短い漕手が、長いレンジを確保しようとするとき、①シートの出し方は通常通り(脛は概ね垂直+α程度)で、上体の前傾を大きくとる、又は、②上体は通常通りの前傾で、脛が前傾するまでシートを目一杯出すという2種類のやり方がある。今日①、②の両方を試してみたが、①の方がキャッチ直後に強くドライブできるので良さそうだ。
  3. フィニッシュを力強く素早く引ききろうとしてブレードを浅くして大きくスリップする漕手が見られた。(白い泡が浅く広がるので見れば直ぐに解る)ボートはハンドルをクイックに引こうとするより、強く長くネットリと押し続ける方が効率よく艇が進む。従い、キャッチからフィニッシュまでオールに垂直方向の力を一切掛けずに、ひたすらハンドルにぶら下がる様にして、水平方向に平に推し続けることが必要である。
  4. Sweep Rowingではアウトサイドハンドのリードが重要。ドライブ中もフォワード中も全てアウトサイドハンド1本で漕ぐようなイメージで漕ぐと、動きがスムーズでリズムも良くなる。(インサイドハンドはフェザーやスクウェアリングを行う手であり、これ以外の時にはハンドルに軽く添えておけば、無意識の内にインサイドハンドでもぶら下れるものだ)

早慶戦招待レースの写真撮影:

4月16日に早慶戦隅田川で開催される。この大会の招待レースとして東商OBレース(1000m+α)が行われる。おやじのLBRCトップクルーもT大OBとして出漕する。早慶戦事務局より、クルー集合写真を送付してくれ、ということで撮影したのが添付の写真。(実際のレースメンバーは今日のクルーから数名入れ替わる。

揚艇後のMTGで、もっとパドル練習をやりたいという意見があったので、来週はパドル練習を多めにする予定。